CONCEPT
相続された築70年の木造2階建ての建物を、店舗併用の賃貸マンションに建て替えたプロジェクト。関東大震災後に建設された看板建築が残る街並みに、洋館が好みのオーナーの趣向に合わせ、大正ロマンを意識したクラシカルモダンをご提案しました。観光客も通り、古民家をリノベ―ションしたカフェなども点在する場所柄から、1階の店舗はガラスを多用する視認性の高い建物にして、軽飲食店を誘致。街道沿いの煉瓦塀が残る情景から、手加工のタイルを外壁に用いた趣のある外観に。夜はガス灯を思わせるブラケットライトが優しく灯ります。2階・3階の賃貸は外観のイメージに沿うアーチ型の出入口をポイントに、ブルーグレーのアクセントウォールとホワイトウォッシュの木目を模した床材のインテリアがジェンダーレスな印象。単世帯を想定していますが、ゆとりのある広さを確保したことでカップルやご夫婦などのニーズにもマッチします。