CONCEPT
築70年の日本家屋の建て替えを検討された際に気づいた、大きく変わっていた法規制。用途区分の変更や防火地域に指定され、以前と同じ平屋の木造住宅を建てることが難しくなっていた。そこで、賃貸併用住宅への新築が具現化され、直線と曲線が交差する重厚な外観に13室のファミリー向け賃貸と上部3層にオーナー宅の計画とした。4階はお子様のお部屋と納戸などの収納を。5階はLDKとご主人、奥様それぞれの寝室にユーティリティ。これらと独立した形でお母様の住まいをレイアウトしたプラン。最上階の6階は、和に対する斬新な美意識が投影された場所とし、書斎からは街並みのパノラマが、茶室の地窓からは遠く富士山が望める。必然的に高層化した住まいですが、以前とはまったく違う鳥瞰図のように広がる風景と色彩が、住む人に新たなインスピレーションを与え、マルチマテリアルを駆使した外観が、街のランドマークとなる賃貸併用住宅です。