CONCEPT
平地が無い高低差12mの急な崖地における計画です。過酷な施工条件をクリアするため、4つの大きな基礎と4本の柱で支えるシンプルな構造設計を採用しました。施工中も土地の状態を確認しながら設計の見直しを行い、困難な条件下での建築を実現しました。海と富士山を望む絶好のロケーションを活かすため、居室には広い開口部を設けて水平線と平行のラインを強調する伸びやかな空間を叶えています。海外で暮らされていたオーナーの新たな生活拠点として増えていく家具やアート、そして、移り変わる空模様や四季の変化によっても楽しめる、白いキャンバスのようなインテリアに仕上げました。家族の思い出とともに、新しい住まいを彩っていただきたいという想いを込めた作品です。