空中庭園を持つ邸宅

賃貸併用住宅の計画で、このCGはオーナー宅のLDKに向かう階段とホールを表したもの。奥は和室への入り口で、右側にはLDKにつながるガラスの扉がある。リビングルームやベッドルーム、バスルームなど代表的な居室のCGの他にも、オーナーがイメージしにくい箇所は、必要に応じてCGで描き、空間のつながりや連続性を確認する。このCGでは、階段のポイントウォールに使用した木材とリビングの仕切り壁、リビング壁面の飾り棚は同じ素材を用いて、連続性を持たせている。

賃貸併用住宅の最上階にあるLDK。周囲はルーフバルコニーが囲む屋上庭園とした計画。夜のガラスの映り込みなども再現され、間接照明や内装材の仕上げ、ソファやラグ、フロアスタンドなど完成とほぼ同じ構成となった。ルーフバルコニーにある滝の眺めや開口の広がり、ルーフバルコニーと室内の関係性などが、このCGから伺える。

大きなラウンドバスを収めたバスルームのポイントは、ブルーのモザイクタイル。この3本の柱は入り口の目隠しを兼ねていて、スリット状にガラスの仕切りとしているため、閉塞感を与えないデザインとした。バスルームのアプローチからも、入浴中も美しいタイルの輝きを楽しめる。また、シャワーブースの壁面にも同じモザイクタイルを使用することで、統一感を演出した。