木の温もりに癒される複合施設

自宅を設計させて頂いたオーナーから「デイケアセンターを建てたいが、そのような施設の設計も行っているか？」との連絡を受けてはじまった計画。南側の道路を斜辺とした直角三角形の形状の土地を生かしたプラン。外観は直線のシャープなラインを強調したデザインだが、外壁に取り入れた木材がぬくもりを伝える。

南側に大きく開いた外観は広々としたデッキを用いて開口をV字に開き、より採光を得られる設計とした。1階は厨房やデイケアルームを中心に各相談室を設け、入浴を行う特浴室や利用者がコミュニケーションを図れる掘りごたつの和室、静養室などがある。2階は男女の更衣室を完備したメディカルフィットネスがあり、フィットネスのみの利用も行え、若い世代も活用できる地域に開かれた施設とした。

1階のデイケアエリアのCG。
外観同様、木材を多く使用した優しく柔らかな色調のインテリアが利用者を優しく包み込む。折り上げ天井部分をフローリングとした計画は当初からのデザイン。完成時もCGと変わらない姿を見せている。