バスタイムを楽しむバスルーム 「グリーンを眺める」
2021.9.21
こだわり
Earnest architects
バスタイムを楽しむバスルーム 「グリーンを眺める」
段々日が暮れるのが早くなり、金木犀の香りが街に香る季節。もうすっかり秋の気配となりましたが、皆さんは秋の夜長に何をしてお過ごしでしょうか?
季節の変わり目で昼と夜の寒暖差も大きくなり、体調も壊しやすいこの時期はゆっくりとバスタイムを楽しむのがおすすめです。昨今注目されている「温活」も入浴は効果的と言われています。
そんな、バスタイムをゆっくり楽しむためにはバスルームのデザインは欠かせない要素。今回の連載は、当社が設計したバスルームについてご紹介したいと思います。
バスルームにもさまざまなタイプがあり、洋風、和風からはじまりバスタブも埋め込み型や置き型、バスタブの形も長方形のストレート型や円形のラウンド型など個人で入るのか、家族と複数で入るのかによっても形状は変わってきます。そんな選択肢の多いバスルームですが、今回はバスコートや中庭と面した窓からグリーンが眺められるバスルームです。周囲の視線を気にすることなく瑞々しいグリーンを臨み、どのバスルームも大きな開口(窓)に面しているため開放感のある空間となっています。庭の緑を眺めるバスルームとはまた違った魅力がありますので、その辺りも交えてご紹介致します。
はじめにご紹介するのは、ダークブラウンの木目タイルにバスコートに植えられた南洋風の濃い緑が映えるバスルームです。
バスルームの開口が雨などによって汚れないように庇を深くしています。そのため壁にルーバーを設置し、緩やかに風を通すことで空気の循環を図っています。また、ブラウンのルーバーは全体の雰囲気にも溶け込み、インテリアの一部として活用しました。
洗面室ともつながりを持たせたホテルライクな仕様のため、湯上りのスキンケアタイムもホテルで過ごすような贅沢なひと時を味わえます。
続いてご紹介するのは和風タイプのバスルームです。こちらのお宅の室内はモダンなインテリアですが、バスルームは趣向を変えて和風になっています。そのため、バスルームから臨むグリーンも和風の設え。坪庭風の趣のある植栽を眺められます。洗面室の壁面は、仕上げを変えて施した壁面のラインが更なる奥行きを生み出しました。
最後にご紹介するのは、1階にある中庭に面したバスルームです。中庭にはシンボリックなガジュマルの木が植えられ、夜はアッパーライトによってライトアップされた幻想的な姿を眺められます。
このバスルームはバスルームと洗面室、洗面室と中庭の壁をガラスで仕上げているため、バスルームと洗面室どちらからもグリーンを眺められる設計になっています。
「グリーンを眺める」バスルームを3邸ご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?グリーンを眺めながら入るバスタイムは更なるリラックス効果が期待できそうです。プライバシーが守られた空間のため、開口が広くても安心感があり閉鎖的になりがちなバスルームに開放感があります。屋外のバスコートやバスルームとつながることで更なる広がりをみせるバスルーム。こんな、バスルームならついつい長風呂になってしまいそうですね。
次回は、まるで温泉旅館のような和風のバスルームにスポットを当ててご紹介したいと思います。
また、バスルームやデザイン住宅の設計についても、お気軽にお問い合わせください。
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