2021.7.12

こだわり

Earnest architects

開口部も自由設計で

鉄筋コンクリート造はもちろん、木造住宅でも、当社のような完全自由設計の注文住宅は開口部(窓)も既製品を使うのではなく、建物の形状に合わせて設計をしています。
もちろん、既製品の窓も使用しますが、建物のメインとなる壁一面のダイナミックな開口や、2層吹き抜けの大開口、曲線を描いた開口などは建物に合わせた設計が必要となる箇所です。既製品の窓やサッシに合わせるだけではダイナミックな設計にならず、似たようなデザインになりがちです。当社は建物に息吹を吹き込む「作品」と呼べる家づくりにこだわった設計を行っています。
それには、開口部がとても重要な役目を果たしており、今回は注文住宅の鍵とも言える開口部にスポットを当てて、お話したいと思います。

はじめにご紹介するのは、2層吹き抜けのリビングダイニングの壁一面を開口部としたこちらのお宅です。
開口部の天井高4.4m、幅約10mとした圧巻の大きさで、長方体の一面をガラスで仕上げたダイナミックな空間です。これぞ大開口!という迫力ある建物で、庭の景色をそのまま室内に取り込むことができ、鏡面の床材が水面のように庭を映し出す幻想的な仕上がりとなっています。


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続いてご紹介するのが、開口部が曲線を描くこちらのお宅。円柱型のリビングが住まいの核となる構成の設計で、その円柱部分に大開口を設けています。緩やかな曲線を描くガラスを2枚合わせ、上下で4枚使用しています。
開口部が曲線を描くことでより視野が開け、パノラマで庭の景色を取り込むことができ、広がりのある空間となりました。


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ご紹介した2邸のお宅はメインフロアの開口部でしたが、次にトップライト(天窓)をご紹介したいと思います。
トップライトと聞くと最上階の天井に付いている窓をイメージする方も多いと思いますが、当社では地下室に光を取り入れるためにトップライトを用いることも多くあります。トップライトは壁面の窓に比べて3倍の採光効果があると規定されており、地下とは思えない自然光に包まれた明るい空間を叶えることが可能です。
ご紹介するお宅は地下室の廊下をトップライトで仕上げています。燦々と降り注ぐ光に満たされ、地下室とは思えない空間で、雨が降ると雫の模様を下から見上げる不思議な光景が楽しめます。

断熱効果を考慮してガラスは2重ガラスを採用しています。また、外側のガラスには強化ガラスを使用しているので人が上に乗っても、もちろん大丈夫です。ガラスの涼しげな清涼感がお庭に広がり、夜は地下室の照明の光で地面が発光しているような幻想的な光景が広がります。トップライトでライトアップの効果も得られ、一石二鳥の演出になっています。


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トップライトの演出はこの他にも、システムキッチンの上部にトップライトを設けて手元を明るくしたり、プールの天井にトップライトを設けて光を落として水面の反射を楽しんだりと、様々な活用方があります。
今回は開口部にスポットを当ててご紹介致しました。実例紹介をご覧頂く際はその辺りも意識してご覧頂けると、より深く当社の設計力をご理解頂けると思います。


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