2021年6月アーカイブ

「竣工写真」とは?

「竣工写真」とは?


当社アーネストアーキテクツが設計した作品は工事が完了すると、オーナーにお引渡しをする前に撮影を行います。その撮影を「竣工写真」と呼びます。家具などを搬入する前に撮影する事が多く建築の美しさが強調された写真で、HPで紹介している建築とインテリア2つの要素が融合した「事例紹介」の写真とは、また違う魅力があるのが特徴です。

撮影させて頂いた写真は作品の一つとして大切に保存されます。オーナーのこだわりを追求した魅力溢れる作品の数々は、他では味わう事のできない貴重な経験になっています。今回はそんな「竣工写真」の撮影について、心がけているポイントをご紹介致します。



最初に、モダンなデザインにエレガントな要素をプラスした住宅のご紹介です。エントランスは、真っすぐと伸びたダウンライトが美しいですね。建築写真はカメラを置く位置がとても重要になります。少しでもカメラの位置がずれてしまうと、ダウンライトの通りが真っすぐになりません。そして、目線は先の螺旋階段に向かうと思います。エントランスから螺旋階段までの繋がりをこの写真では意識して撮影しています。
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エントランス写真(クリックで拡大)



奥に歩みを進めるとエレガントなアイアンの手すりに彩られた螺旋階段が現れます。悠々の刻を表すかのようなしなやかな曲線が、私たちを次の階へと誘うようです。キャンドルのような温かな光のペンダントライトが加わり、より一層空間が華やかに演出されます。
この写真では下の階から上の階へ続く、ゆるやかな螺旋階段の繋がりを意識して撮影しています。
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螺旋階段(クリックで拡大)



更に2階へ進むと目の前には贅沢な吹き抜けのリビングが広がり、3階から階下を眺められるようホールが顔を出し、気品溢れる空間を実現させています。
右下の大きな段ボールが気になった方も多いのではないでしょうか?実は、この中には絵画が収められていて家具の搬入後リビングに飾られるようです。カメラマンが撮影する際、インテリアは全て完璧な状態に整えられていますので、2つの空間の違いを楽しんでいただけると思います。
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2Fリビング(クリックで拡大)



続いてご紹介するのは、タイルや石をふんだんに用いたモダンな住宅です。グレーを基調としたキッチンの先に見えるのは、爽やかな風が吹き抜けるような広々としたリビングです。キッチンから、その広がりを感じられると思います。昼は窓からの太陽光がモダンで明るい雰囲気を演出し、夜はペンダントライトが太陽に変わりキッチンを優しく包み込みます。この写真では、キッチンとリビングの繋がりを意識して撮影しています。建築写真ではこうした説明的な写真も必要とされます。
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1Fキッチン(クリックで拡大)


インテリアを彩る照明について以前のブログでもご紹介しております。詳しくは「ときめく照明」をご覧ください。



黒い天然石の踊り場から吹き抜けを眺めると、地下から階上まで続く片持ち階段が目を惹きます。ガラス張りの手すりと相まって、中空を散歩しているかのような軽やかさを感じさせてくれます。シンプルに見えるこの階段ですが、実はとても多くの素材が用いられている為、それが写真から伝わる場所を探し、更に階段の繋がりも分かる位置で撮影をしています。
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片持ち階段(クリックで拡大)



最後に、普段皆様の目には触れる事のない写真をご紹介致します。
このように、お引越し前の家具が何もないお部屋も「竣工写真」では記録として大切に保存されます。インテリアの要素が少ない分、より建築の美が分かりやすい写真となります。
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寝室(クリックで拡大)



こうして竣工写真の撮影も終わりオーナーにお引渡しが完了すると、お引越しとなります。今回ご紹介した2邸の住宅も、カメラマンの撮影を控えております。カメラマンが撮影した写真は、「事例紹介ページ」でご紹介予定ですので、どうぞご期待下さい。


また「竣工写真」は、各ショールームでご覧頂けます。HPでご紹介している作品はごく一部です。より多くの作品をご覧になりたい方は、ぜひショールームにお越し頂けると幸いです。



青山ショールーム


Address
東京都港区南青山6-4-6 almost blue A棟-Ⅱ
Tel 03-6450-6772
Open 10:00 Close 18:00


大阪ショールーム


Address
大阪府大阪市西区新町1-28-3
四ツ橋グランスクエア9階
Tel 06-6537-7731
Open 9:00 Close 18:00


※ご来場の際はご予約頂けるとご案内がスムーズです



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インテリアの重要性

インテリアの重要性


アーネストグループは今期から設計事務所であるアーネストアーキテクツ株式会社に所属していたインテリアコーディネーターをインテリアデザインや物販を行うアーネストスクエア株式会社所属に、組織改変致しましたのでご報告いたします。
今回の改変はアーネストグループではインテリアの重要性に重きを置き、インテリアコーディネートによって広がる建築デザインの可能性を追求したいという想いからです。


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人々が生活をしていく基礎とされる「衣食住」ですが、日本は衣と食は世界と比べても高いレベルにあると思います。「衣」に関して、以前の日本人のファッションはみんな同じかっこをしている「没個性的」と揶揄された時期もありましたが、現在では日本の若者が持つ独特の感覚に世界が注目しています。その勢いはファッションを超え、‟カワイイ"カルチャーと呼ばれるほどに。そして、「食」はご存知のように2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、「寿司」「天ぷら」などは世界中の人々が知っている日本料理になりました。


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日本が世界に誇る寿司


では、「住」はどうでしょうか?古民家や日本家屋は海外からも高い評価を受けていますが、実際に日本家屋に住んでいる人は少なく、和室を設けることも少なくなり、日本の住宅は欧米化が進んでいます。しかし、欧米諸国と比べると日本の「住」はまだまだ未熟な印象で、特にインテリアはこれからの分野です。
日本の住宅の一般的なインテリアとして、人気ドラマ「半沢直樹」の主人公、半沢直樹が暮らす家を例にあげてみました。ドラマの中で半沢直樹は有能なバンカーですが、家は一般的なサラリーマンが暮らす住まいとして、日本の平均的なインテリアに設定されていると思います。でも、このお宅のインテリアがオシャレかと聞かれたら、ちょっと回答に困ってしまうのではないでしょうか。


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ドラマ「半沢直樹」で半沢直樹が暮らす家
出展:カーテンココ スタッフブログ「TBS系日曜21時 連続ドラマ『半沢直樹』にカーテンを美術協力をしました」




一方、パリのアパルトマンのインテリアはどうでしょう?パリで賃貸物件や売買物件を扱う不動産会社LODGISのサイトで実際に紹介されていた、家具付き35㎡のアパルトマンのインテリアはインテリア雑誌で紹介されているレベルのオシャレさです!ドラマのロケ地として生活感をプラスしている点は違いますが、飾られている絵や置き家具のセンスには大きな違いを感じてしまいます。こちらのサイトで紹介されていた家具付きの賃貸物件はどの部屋もとてもオシャレです。家具をトータルコーディネートできるということもありますが、そもそもここまでオシャレにするのは、オシャレな部屋じゃないと借り手が決まらないということもあるのではないでしょうか?日本にも家具付きの賃貸物件はありますが、ここまでインテリアにこだわった物件は少ないように思います。


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パリの家具付き賃貸35㎡
出展:LODGISサイト




日本の住宅は海外から見ると狭く「ウサギ小屋」なんて呼ばれたことも以前はありましたが、現在はパリやロンドンの住宅事情は東京とあまり変わりません。むしろ、同じ家賃なら東京の方が広いマンションに住めることも。しかし、パリやロンドンの住宅は狭くてもお洒落な空間を確立しています。今はインターネットやSNSの普及で海外のインテリアを目にする機会も増えたので、日本と海外のインテリアの差を感じている方も多いのではないでしょうか。
日本と同じ狭い空間でも、パリやロンドンの住宅はオシャレで豊かな生活ができているのはインテリアの違いだと思います。特にマンションは間取りや壁、床や天井の仕上げが同じ規格の部屋がありますが、家具やラグ、アートや小物で大きな違いが生まれることも。それだけインテリアは空間にとって重要な要素なのです。


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当社のモダンなコーディネート例(クリックで拡大)


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当社のエレガントなコーディネート例(クリックで拡大)




当社アーネストアーキテクツ株式会社が所属するアーネストグループは住まいのトータルサポートを行いたいと分社化し、2008年にインテリアに特化したアーネストスクエア株式会社を設立して以来、上質な家具や照明、カーテンにアートなどインテリアに関する商品を当社で新築やリフォームを計画されたお客様に、ご提供して参りました。
しかし、今期から体制を変え、当社で設計を行っていないお客様にもインテリアのトータルコーディネートサービスをご提供するように致しました。これにより、マンションにお住まいの方や当社以外で住宅を建設された方、オフィスのエントランスや打ち合わせスペースのインテリアコーディネートなど住宅に限定せず、より多くの皆様にデザイン提供させて頂きます。


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使っていなかった屋上にアウトドアリビングをコーディネート
(クリックで拡大)


今後は、今まで高級住宅を専門にインテリアを手掛けてきた当社インテリアコーディネーターの経験を活かし、インテリアの持つ可能性を皆様に周知、拡大したいと思っています。インテリアコーディネートは大規模な工事を行わないため、より手軽に暮らしをグレードアップすることができるのも魅力のひとつです。
現在のインテリアに不満がある方はもちろん、長年インテリアを変えていない方、長引くおうち時間で家で過ごす時間に飽き飽きしている方はぜひ、インテリアの見直しを検討してみてください。お気に入りのインテリアで過ごす時間は、きっとあなたの暮らしをもう一段階豊かにするはずです。


インテリアコーディネートのご相談はこちらから
お問合せ先:0120-332-363




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夢を具現した驚きの設備 ~リゾート~


まさかこんな設備が住宅に?!と驚く、住宅の概念を超えたお宅をご紹介している「夢を具現した驚きの設備」の連載ですが、今回で7回目となり最終回を迎えます。
最終回を締めくくるのは、住まいにリゾートをプラスしたお宅です。前回、最上階にSPAがあるお宅をご紹介しましたが、こちらは最上階にリゾート設備を充実させています。新型コロナウイルスで旅行に行くことが難しくなった現在で、最上階に上がればいつでもリゾート気分を堪能できるこの家は、「今」まさに求められる住まいの形ではないでしょうか。


こちらのお宅は海が目の前に広がる抜群の立地に建つ地上3階建ての建物で、最上階のルーフバルコニーは人口芝が敷かれ、リゾート感溢れる植栽が植えられた緑が鮮やかな空間にペントハウスがあり、寝転がれる大型のソファにジャグジーバス、日光浴ができるビーチチェアに真っ白なパラソルがレイアウトされたリゾート空間です。休日は友人や家族とBBQを楽しみながら、日光浴をして暑くなれば水を張ったジャグジーでクールダウン。眠たくなったらペントハウスのソファで波の音を聞きながらうたた寝をする。そんな夢のような休日を自宅で過ごすことができるんです!


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最上階のペントハウス(クリックで拡大)


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眼下に海が広がるルーフバルコニー(クリックで拡大)


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海の対面には緑豊かな山を臨む(クリックで拡大)


ルーフバルコニーは日常の喧騒を忘れて休日を豊かに過ごすためのスペースです。新築当時は1階をホームオフィス。2階は日常生活をコンパクトな動線で過ごせるように、寝室・ダイニング・ミニキッチンがレイアウトされたワンルームのようなご夫婦の寝室と和室の子供部屋をメインにしたフロア。3階は海を見渡すLDKとなっていましたが昨年リノベーションを行い、さらなる進化を遂げています。
リノベーションは1階と2階を中心に行い、1階にあったホームオフィスはゲストルームに変更し、2階のバルコニーに浴室を増築してバスルームと寝室をファブリックガラスで仕切ったホテルライクな仕様に。子供部屋として使用していた和室をリビングに変更。間仕切りにガラスやシノワズリを使用することで視線を遮ることなくゾーニングしているため、広がりのある空間を叶えました。
インテリアはシンガポールにあるホテルのインテリアが気に入っているオーナーの趣向に合わせ、オリエンタルな要素にホテルならではのラグジュアリーさを加えたムードのある空間としました。通常、個性の強い素材を組み合わせると互いが主張し合い、落ち着きのない空間になりがちですが、それらが調和した時に生まれる「ゆとり」や「余裕」が落ち着いた大人の雰囲気を醸し出す、高度なコーディネートになっています。
リノベーションを行ったことでさらに、ホテルで過ごしているかのような心地良さを叶えたこちらのお宅。抜群のロケーションを最大限に堪能できる住まいでリゾート気分を楽しめます。




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リフォーム後の1階ゲストルーム(クリックで拡大)


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リフォーム後の2階寝室(クリックで拡大)


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オリエンタルな雰囲気のインテリア(クリックで拡大))



こちらのお宅は自宅でリゾートを堪能するというコンセプトは変わっていませんが、ホテルライクな心地良さをリフォームによってプラスし、バージョンアップした住まいです。家は10年20年と暮らす場所で、時の経過とともに家族構成が変わったり、趣向も変化します。現在のライフスタイルと住まいが合わないと感じたら、リノベーションの適齢期。より住み心地の良い住まいとなるように、リノベーションを検討してみてください。


今回で最終回となる「夢を具現した驚きの設備」の連載はいかがでしたでしょうか。日常生活を送る住まいに、"楽しむ"要素をプラスした家を贅沢と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、住まいは人生の多くの時間を過ごす場所です。ストレス社会と呼ばれる現代において家族を守り、安らぎで満たす安息の地となるのが住まいだと思っています。その住まいに必要だと住み手が求めるなら、その想いに応えたい。『豊かな住まいが、人生を豊かに』アーネストアーキテクツが謳うコンセプトは、大袈裟ではないと思っています。
一人一人の性格が異なるように、心地よさの基準もそれぞれ異なります。だからこそ、個々が感じる心地良さを追求することでどの家とも違う、個性豊かな作品が生まれるのです。次回、「夢を具現した驚きの設備」を連載する際は、ぜひ皆様と一緒に建てた住まいをご紹介できると幸いです。



今回ご紹介したお宅の事例紹介ページは下記からご覧ください。


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船上のデッキをモチーフに(新設時)


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冠たる寛ぎ(リノベーション時)


建築のご相談もお待ちしております
お問合せ先:0120-332-363




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