2020年1月アーカイブ

『アルミルモ』キッチン


アルモルモはドイツの南東部バイエルン州のZeil am Mainという町にあります。もともとmilmoという家具屋からスタートし、世界初の折れ戸キッチンなどを開発、ドイツ製の品質の高いモダンキッチンとしてアメリカ市場において成功を収めていました。2番目のオーナーであるデンマーク人のヨハネス・ラクーア氏により、より高品質でユニークな商品の開発に力を注ぎました。
2018年には弊社、株式会社小泉も資本参加し、今後、日本やアジア市場をさらに意識した展開を予定しています。


アルミルモの豊富な扉材の中でも、コントゥーラというリブ状の面材は40年のロングラン商品として今も製造されています。私が勤務している青山のショールームでも、フラッグシップモデルとして、入り口に一番近い場所に展示されています。
他社との比較で何が違うのかというと第一にデザインがとにかく「濃い!」です。洗練されたスマートなデザインというよりは、個性的でモダンだけれどちょっとレトロという複雑なデザインです。私の大好きなクラシックの框スタイルの扉も種類が豊富で、プランする人によって男前クラシックになったり、南仏風になったりと、七変化できる面白い魅力があります。プランナーにとっては、難しいけれどなかなかやりがいのあるデザインの宝庫です。


第二に、ドイツ製システムキッチンでありながら、色々な面で対応力が抜群ということです。システムキッチンはモジュール制をとっているため、ある程度寸法が決まっています。多くのブランドは扉を外注制作しているため、幅や高さ、寸法を変えるなどの特注対応ができない場合もあります。しかし、アルミルモは大勢のクラフトマンを抱え、工場で手加工をしています。特別な寸法やカラー変更の要望などにも柔軟に対応できる数少ないメーカーの1つです。例えば特注色は2000色+3種類の表面仕上げから選ぶことができますし、突板の扉材に特別な色を塗装することも可能です。


また、ドイツ本国のデザインだけでなく私達個々のデザイナーの感性を尊重してくれます。2019年1月にオープンした青山ショールームは今回全て日本でキッチンデザインを担当しました。展示の中にはドイツアルモルモが使ったことがないハンドルや組み合わせを採用しているモデルがあります。これは他のブランドには無い一面ではないかと感じます。長年の知識と経験に基づくドイツシステムキッチンの考え方+新しいアイデアやデザイン、素材をミックスして「どこか気になる」キッチンを提案できるブランドです。


第三に、とにかく突板の美しさと種類の豊富さです。「ブックマッチング」と呼ばれる手法で木目を縦方向にも横方向にも、時には3Dで立体的に連結していく技術を持っています。日本ではオークやウォールナットが人気ですが、個人的にはオリーブやティネオという少し癖のある木目がおすすめです。自然のものですので、出来上がった際には自分が想像したものと違う印象の場合もありますが、それもまた魅力です。突板の美しさを効果的にデザインするというのはアルミルモというブランドを表現する上で、とても重要な要素になってきます。


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1965年 milmo家具店創業時


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1968年 Zeilostar(折れ戸シリーズ)


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1969年 milmoトラックによる配送


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2012年 コントゥーラ鏡面白
(各画像をクリックすると大きくご覧いただけます。)


次回は私流プランニングコンセプトについてお話いたします。


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ドイツキッチン事情


私は約20年前からドイツキッチンに携わっております。もともとは輸入家具やインテリア全体にかかわる仕事をしていましたが、たまたま入社した会社でキッチンを担当することになり、それ以降は輸入キッチン、特にドイツキッチン一筋です。


私がキッチンを扱い始めた頃は、ドイツには150社ほどのメーカーが存在し、ローブランドからハイブランドまでお互いに切磋琢磨して商品開発を行っていました。当時、ドイツ北西部Bielefeld付近にはキッチンメーカーの約90%が存在し、キッチン王国ドイツの中心地といった印象でした。残念ながら経済状況の変化やローブランド、他のヨーロッパブランドの台頭により現在では約3分の1の数になってしまいました。しかし、個人的には今でも世界の中でお手本となるキッチンには変わりないと思っています。


もともとシステムキッチン発祥の地であるドイツではパーチクルボードの開発などが行われており、より機能性、耐久性に優れた商品を作り出すという基盤があります。各メーカーはヨーロッパのみならず、世界中で製造されている優れた金物や材料などを選定し、デザイン性、品質の高いシステムキッチンを作ってきました。それぞれが検査基準を設け、敷地内の研究所で引き出しの耐荷重テストや扉材の耐摩耗性、耐水性テストなどを繰り返し行い品質の維持に努めています。ドイツのシステムキッチンはモジュール制で、キャビネットと呼ばれる引き出しや吊戸棚などが5センチピッチ幅で作られています。このモジュール寸法が非常に考えられており、とても美しく、世界のキッチンの基準となっています。


キッチンの展示会というとイタリアミラノで開催されるユーロクッチーナと2年に1度交互に開催されるドイツのケルンメッセが有名です。イタリアはガラスや石などを使って印象的な美しいキッチンを作り出し、ドイツはどちらかというと木やメラミンなどを使って機能的で耐久性のある実用的なキッチンを作り出しています。個人的見解ですが、イタリア車とドイツ車に近い感じがします。
あまり知られていませんが、ドイツでは毎年9月にそれぞれのショールームなどで開催される「ハウスメッセ」と呼ばれる新作発表会があります。このイベントのためだけに、時には古民家などを借りて最先端のキッチンと伝統的な建築を融合したデザインを試行錯誤しながら工夫して展示しています。


このようなドイツキッチンですが、今から20年ほど前の日本には代理店が10社くらいはあったと思います。当時は今と比べて日本のキッチンとの品質やデザインの差がかなりあり、現在よりもはるかに高級というイメージで、なかなか手の届かないものという印象でした。以前に比べるとちょっと少なくなってしまい元気がない印象の輸入キッチン業界ですが、現在私が勤めているアルミルモも含め、日本で入手可能なドイツブランドが5社ほど存在します。


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2003年 マット塗装扉+ダークオークパネル、天板はメラミン


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2003年 チェリー突板扉、天板は御影石


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2010年 フレンチクラシック扉、天板は御影石


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2013年 ウォールナット(吊戸)+ガラス扉(ベース)、
天板はステンレスとウォールナット


次回はドイツキッチン「アルミルモ」の特徴をご紹介いたします。




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「アーネストコラム洒洒落落」第59回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第59回の連載を開始いたします。


新年最初のゲストは、株式会社小泉が取り扱うキッチンブランド「アルミルモ」のチーフデザイナー、相場 文子さんです。アルミルモはモダンさの中に個性が光るデザインとクラフトマンシップが生み出す高い品質で、ドイツを代表するキッチンブランドです。


*** プロフィール ***


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相場 文子
FUMIKO AIBA


キッチンデザイナー


経歴
大学卒業後ロンドンに渡り、本場でインテリアデザインを学ぶ。
帰国後輸入キッチンメーカーで経験を積んだ後、独立。
多数のドイツキッチンに携わり、これまでに300以上のキッチンデザインを担当。
現在は株式会社小泉にてアルミルモのチーフデザイナーを務める。


アーネストブログを御覧の皆様、新年あけましておめでとうございます。アルミルモキッチンの相場と申します。
1月20日から4回にわたり、キッチンについてのお話をさせていただきたいと思います。


1)ドイツキッチン事情
2)「アルミルモ」キッチン
3)キッチンプランニング
4)キッチン+インテリアそして今後




株式会社小泉
設備工事店・工務店・建設会社などの住環境に携わるあらゆる業種のお客様に対し、管材や住宅設備機器などの住宅関連商材の卸売を行う「住まいの総合商社」です。


allmilmo
個性的なキッチン扉の多さ、1000種類以上の扉のラインナップを備えた、世界屈指のブランドキッチンです。アルミルモのユニークさと多様性が表現する独特の世界観をご堪能下さい。


南青山ショールーム


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〒107-0062
東京都港区南青山4-24-1 FAVEUR MINAMIAOYAMA 1F


TEL : 03-6451-1473
営業時間 : 10:00~17:30
定休日 : 水・祝日


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新年のご挨拶

新年のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。


日ごろより、アーネストブログ及び、アーネストWEBサイトをご覧いただきましてありがとうございます。
アーネストグループは本年も、皆様のお住まいに対する想いの実現、そして暮らしが豊かになる住まいをご提案ができるよう社員一同、邁進してまいります。
本年も何卒格別のご支援、お引立てを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。




今年もアーネストグループ本社や青山ギャラリーでは新年を祝う華やかな装いで皆様をお出迎えしております。


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アーネストグループ本社


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中でも本社のエントランスに飾られた赤い実をつけるセンリョウは縁起木としても知られ、新しい年の始まりに相応しい活け込みとなっています。




各ショールームも通常営業にて、皆様のご来場をお待ちしております。ぜひ、お近くにお越しの際はご来場ください。


【アーネスト青山ギャラリー】


東京都港区南青山6-4-6 almost blue A棟-2
Tel 03-6450-6772
Open 10:00 Close 18:00


地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線
表参道駅下車
A5出口(階段のみ)より徒歩8分
B4出口(階段又はエレベーター)より徒歩10分
B3出口(エレベーター又はエスカレーター)より徒歩10分
都バス渋88 渋谷から新橋駅前行
南青山6丁目駅下車 徒歩5分


【アーネストグループ大阪】
新年は1月8日(水)9:00より通常営業致します。


大阪府大阪市西区新町1-28-3四ツ橋グランスクエア9階
Tel 06-6537-7731
Open 9:00 Close 18:00


地下鉄長堀鶴見緑地線
「西大橋」 駅 2番出口 徒歩1分
地下鉄四つ橋線
「四ツ橋」 駅 2番出口 徒歩3分
地下鉄御堂筋線
地下鉄長堀鶴見緑地線
「心斎橋」 駅 3番出口 徒歩7分


※各ショールームには専用駐車場もございます。




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