CONCEPT
建て替えを検討する中でオーナーがイメージされたのはアメリカ西海岸のリゾートにある邸宅でした。都心の住宅地に建つ住まいにリゾートを連想させるため用いたのは「パームツリー」と「白い壁」。都市とリゾートという対照的な2つの要素を巧妙にマッチさせた極上のリラックス空間は、アプローチやパティオにすらりと立つパームツリーが印象的。居室や階段室、バスルームといったすべてのスペースが2つあるパティオのどちらかに面するように間取りを工夫。そのため、開口を通じて視野に必ず入るパームツリーは内外や縦横の空間をつなぐ役割も果たす。3階のリビングダイニングからフラットにつながるバルコニーには、リゾート気分を盛り上げるジャグジーバスを設置。夏場はお子様の遊び場として、使用しない時は幻想的な水中照明が灯る水盤として活躍する。都心でも、空、緑、光、水、風を感じることができる都市リゾートとなった。