CONCEPT
商業ビルに囲まれた自宅の建て替え計画。以前の建物はオフィスビルに囲まれた立地から光がほとんど入らす、湿気などにも悩まされていたため、オーナーの1番の希望は「日が注ぎ込む明るい空間」でした。そこで、住まいを塀で囲み、四方をガラス張りの開口部で仕上げ、視線は遮りながら光を最大限に取り入れたプランを提案。平屋の計画ですが、LDKの天井高は5mと高く、居室のどこにいても庭が眺められ、部屋数は必要最低限とするかわりに各部屋を広くとり、空気の循環が行いやすい間取りとした。オーナーは「ガラス張りの暮らしに不安がありましたが、外からの視線はほとんど気にならず、日中は雨の日でも明るい。時間や天候によって異なる表情を見せてくれるこの家に、魅了されている。」と満足頂けました。リビングとプライベートスペースにある水盤は黒を採用し、白を基調とした住まいのアクセントに。雨上がりは木々の水滴が水盤に美しい波紋を広げる。風が流れる明るい住まいは、時間・季節・天候の変化を感じることができる家に仕上がった。