CONCEPT
プライバシーを重視された住まいを希望されていたため、周囲を外壁で囲んだコートハウスを提案。外壁にスリット状の不透明なタペストリーガラスを用いた開口部を設けて抜け感を演出することで、圧迫感を抑えた。広い中庭に向かってL字型に建物をレイアウトし、開口部は中庭に向かって開くことで周囲の視線が気にならない開放感を得た。ガレージに4台、ガレージ前の車寄せに2台の駐車スペースを確保し、車寄せに勾配を設けたことで道路との段差を無くし車高の低い車も駐車できるように配慮した。エントランスは二層吹き抜けの空間に外観のファサードと同じタイルがダイナミックに広がる。壁の上部にハイサイドライトを配したことで、プライバシーを守りながらも明るい空間を叶えた。多趣味なオーナーのために趣味の部屋も充実。オーナーお気に入りのバスルームは2階に位置し、正面を全面開口とした浮遊感が特徴。日中は青空に浮かぶ雲を眺め、夜は星空を一望できるのも、プライバシーが守られた空間だからこそ。