庭と共に過ごすおおらかな都市住宅│175

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タイルとコンクリート打ち放しを組み合わせた広範な壁が、威厳の中に柔らかさを内包する。道路より敷地が高いため、道路と接するエントランスやガレージは地下に位置する。

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洗練されたデザインのアイアンが美しいカーブを描きながら上階へと導く。華美なクラシカルにはない上品さを湛えるエントランス。

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地階のエントランスに螺旋階段を設けることで地下1階から地上2階の3層が一気に抜けてスポットライトのように光を落とし、空間を贅沢に使うことで生まれる優雅さが広がる。

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道路面より1段高い位置に広々とした芝庭を設け、周囲の視線を気にすることのない開放的な暮らしを実現。吹き抜けのリビングは空間のボリュームを感じる。

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南北に大きく開くことで外部との連続性が強調され、縦方向にも横方向にも視線が抜ける開放感に満たされる。ご主人好みのモダンな空間に、奥様が選んだクラシカルな家具を合わせた住み手らしいインテリア。

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リビングとガラスで緩やかに仕切り、家族団らんの距離を縮めたダイニング。豊かな庭を眺めながら食事を楽しむ語らいの時。

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1階のダイニングに隣接したキッチンは、白とダークブラウンを組み合わせた端正なデザイン。中央にアイランドカウンターを配し、作業効率にも配慮した。

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障子が庭の景色を切り取る。和室から見える楓の色が季節の移ろいを伝える。

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コンクリート打ち放しの外壁をトリミングした同色のタイルが立体感を演出。芝庭を囲むようＬ字型に建物を配し、どの部屋からも広々とした庭を臨む。