CONCEPT
周囲には昔ながらの和風建築が建ち並ぶのどかな地域だか、周囲とは異なる現代的な建物を求められたオーナー。その要望に曲線を多用し、生活に四季折々の自然の息吹を取り込んだ提案を行った。日本家屋の母屋の隣地と限られた敷地条件を最大限に活用し、半円と直線で構成した建物は母屋へのゲートの役割も果たす。1階はプライベートスペースを集約した安らぎの場とし、玄関から続く緩やかなスロープに沿って歩を進めると少しずつ視界が開け、その景色に期待感が膨らむ。到着したリビングダイニングにはウォータースクリーンの水の演出が出迎え、180度パノラマの景色をとらえる。リビングダイニングの内部にはアールのラインを重ねた半独立型のキッチンをLDKのコアとして配置し、リビングダイニングは開口に沿ってアール状にレイアウトされ、豊かな自然を臨む里山の景色を満喫する。