CONCEPT
傾斜地の敷地を生かし、ガレージを地下に配置して庭を広く取る効率の良いプランとしたことで、道路から庭のある1階まで高さがあり、周囲の視線が気にならない住まいを実現。特に室内は広い庭を介すことで、プライバシーが守られた空間仕上がった。また、広い芝生の庭は愛犬のドッグランとしても活躍する。アンティーク家具がお好きだというオーナーが新築する際に参考にしたのは刑事コロンボの「犯人の家」。シリーズで共通していたのが、暖炉やバーコーナーがあり、美しい階段が伸びるリビングだった。エントランスホールからリビングに入ると天井高6mの清々しい大空間が広がり、均整の取れた黒のサッシが一層その高さを強調する。アンティーク家具がお好きというオーナーが、家そのものをコレクションしているアンティーク家具と同じように愛着を持ってもらえるよう、素材は「経年変化」が楽しめるものを採用した。時の経過とともに味わいが増す住まいに仕上がった。