CONCEPT
東京の中心部にある若者が集まる街に計画されたテナントビル。アパレルや美容室などの店舗の集客を目的とした。周囲の建物が建ち並ぶ環境において埋没しない個性を発揮させるため、ファサードを流線形とし、インパクトを与えた。夜になるとブルーに発光し、近未来的なイメージを放つ。テナントフロアは地下1階から地上3階の4層。フロアをつなぐ階段はコンクリートに杉板で木目を転写した「木肌」にトップライトからの光が陰影を映し出す。コンクリートが持つ無機質な素材に温かみをプラスした。ファサードの曲線と階段の直線が見せる造形美。テナントの入れ替わりが早いと言われる街で、存在感を放つ商業ビルが誕生した。