コンテナを活用した複合施設

「リサイクル事業の一環で、地元商工会と提携して富裕層向けの宿泊施設やキャンプ場、レストランなどの複合施設を中古コンテナを生かしてつくりたい。」との依頼を受けた。立地は瀬戸内海と瀬戸大橋を臨む景観の良いロケーションを生かしたプランを希望されたため、恵まれた眺望をどれだけ生かせるかに注力した。室内は、壁一面の大開口が瀬戸大橋を臨む雄大な景色を切り取り、室内の延長線上にテラスを設けているため、テラスを通じて室内がつながり、実際の空間よりも広く感じる設計となっている。

螺旋階段を上がると広がる、ルーフバルコニーからの景色。遮るもののない抜群の眺望を独占できる贅沢な空間。

目の前の海は大型船の接岸は難しいが、バーチを並べて桟橋とすればクルーザーも停泊できるため、クルーザーからそのままアクセスできる計画に。美しいサンセットを眺めながら、ゆっくりとした時の流れを楽しむ。

宿泊施設内にあるレストランのCG。
隣地は瀬戸大橋が出来た際の記念公園があり、週末は多くの来場者がある。レストランは宿泊者のみではなく、誰もが利用できるスタイルとして計画。