美を宿したミニマルデザイン

無駄な装飾の無いミニマルなデザインを好まれたオーナー。マンションから戸建てに住み替えるため、戸建て住宅ならではの庭や借景を取り入れ、目隠しも塀などではなく植栽を希望された。ただ、庭も樹種を多くしない、まとまりのある景観を好まれていたため、針葉樹の濃いグリーンに無機質なコンクリートやガラスを合わせた、水平ラインを強調する外観を提案した。

室内のインテリアはマットのダークカラーにアッシュ系の木材を合わせたインテリアを好まれていたため、趣向を汲み取ったインテリアに。天井高は通常よりも1層辺りの高さを高く取った広がりのある空間。リビング部分はさらに吹き抜けの3方向をガラスの開口とした、抜群の開放感を得た空間に仕上げている。

ゲストを招いて食事をすることも多いとのことから、大型のダイニングテーブルを想定し、そこからの眺望を意識したデザイン。無機質な室内に、スッキリとした芝生のライトグリーンに目隠しを兼ねた針葉樹のグリーンを重ねた庭。奥には森の美しい借景を臨む。

ご主人の寝室のCG。
家全体の雰囲気はダークカラーのインテリアで統一している。寝室も借景した森の豊かな緑が鮮やかに映える。

地下はガレージの他にホームジムとプールをレイアウト。中心にパティオを設けたことにより、地下でも自然光を感じる空間に。