光庭を設けた住まい

外観のCG。南側の道路面以外の3方向を隣家で塞がれた縦長の敷地のため、建物の中央付近に中庭を設けたロの字型のプランで採光を確保した。地下2階地上3階までを貫くガラスで囲われた中庭が各階を光でつなぐ有機的でダイナミックな光庭を特徴に、海外生活が長く、ゲストの来訪も頻繁というオーナーのライフスタイルに合わせた仕様。ファサードの開口にはフィルムを貼ることで、室内が見えない配慮がされている。

2階にある天井高を3.8ｍと高く設定したパブリックスペースのCG。アプローチの階段を登り、2階にあるエントランスは框（かまち）を設けず、このパブリックスペースにフラットにつながる。インテリアは長く暮らした海外の地を彷彿させる、アイボリーを基調にしたリゾートのような心地よさを意識し、素材の味わいを生かすことで自然の持つ美しさを表現した。

洗い場を設けない海外仕様の水回り。海外生活が長いため、水回りは夫婦とお子様それぞれに専用の水回りを設けた。対面は中庭に接する全面開口となっているため、開放感のある空間を叶えている。

ルーフバルコニーには、オーナー念願のジャグジーバスを設置した。リゾート地として有名な海外での暮らしが長かったオーナーが、その暮らしを思い出せるリゾート感溢れる空間。