歓を尽くす非日常空間

当初は個人設計事務所とハウスメーカーで検討されていましたが、思ったようなプランにならず、知人や友人が当社でご自宅を建てていたことから、お声がけいただきました。
都心にマンションもお持ちのため、非日常的な要素を取り入れたプランをご提案。道路側の外観はプライバシーとセキュリティ対策で開口を設けず、アプローチの入口に門扉を設けて広々とした車寄せをレイアウト。タイルや石やコンクリート打ち放しなどに、一部木を使った雰囲気が好みとのご希望に応えたデザインです。

庭から見た外観CG。
エントランスを建物の中央に配置して、内部に入ると視線の先にはリゾート感あふれる広々とした芝生の庭が広がり、広大な庭を見渡せる高台に建つこの家の立地を生かした設計。エントランスを中心に左側はプール棟、右側はLDKなどがあるパブリックスペースをレイアウトし、リビングのあるパブリックスペースの位置はやや下げることで、エントランスホールから全てが見えないように配慮している。

プールは6m×23m、天井高は4mを想定。プールサイドにはデッキチェアを配置できるスペースを確保。天井のガラスのルーバーや可動式の大開口で屋外を取り込むことで庭と一体化し、ジャグジーは独立させずにプールと繋げ、ジャグジーの温水がオーバーフローしてプールに流れ込む仕様に。プールで遊ぶお子様とジャグジーで寛ぐ親御さんは一体感を得られ、ジャグジーはプールの延長線となり、更なる開放感を味わえる。

パブリックスペースはホテルのホールを彷彿させる空間として構成。3方をガラス張りにして庭の眺望を臨む設計は、近隣からの視線を遮れる高台の敷地ならでは。敷地の西側にはシラカシを植えて植栽で周囲からの視線をカットする計画です。リビングの一角にはピアノコーナーとバーコーナーがあり、ホテルのような非日常空間を演出。

内装の提案は、指し色を効かせたシックで落ち着いた印象のスタイルと、白を基調としたリゾートホテルのように明るく洗練されたモダンテイストを提案。インテリアが変わるだけで空間の雰囲気は大きく変わることが、CGからも伺える。

ヘリコプターをチャーターしたいとのご希望から、ルーフバルコニーにヘリポートを計画。ヘリポートから3階の展望室にアクセスさせ、ドラマティックな非日常体験を楽しむ。