緑の谷間に浮かぶツリーハウス

山の稜線も実際のロケーションと同じにした外観のCG。地上6ｍの2階部分をメインの居住スペースとし、リビングとダイニングの大開口を通じて180度以上のパノラマの景色を、悠々と独占することができる、ツリーハウスのようなプランとした。

全体像のCGでは、2階を支える構造体が華奢に感じられたかもしれないが、近くによると黒の構造体の梁が安定感のある堂々とした風格を見せる。完成時はCGとほぼ変わらない佇まいを披露した。

リビングとダイニングの大開口を通じて180度以上のパノラマの景色を悠々と独占することができる。CGでは、開口から臨む山の景色も再現され、山の稜線の見え方を意識して開口を設けている。このCGでは夜の見え方を伝え、間接照明の光によってベージュのように見えるが、実際はモノトーンのスタイリッシュなインテリア。

完成時とほぼ変わらない出来栄えとなったCG。LDKは仕切りをつくらない、ひと続きの空間だが、高低差を設けてリビングとダイニングキッチンをゾーニングした。また、リビングとダイニングでは、床の高さが異なるため、視点が変わり、同じ景色でも違った雰囲気を楽しめる。

この別荘を計画するにあたり、念願だった天然温泉を楽しむ露天風呂のCG。内風呂と外風呂ともに天然温泉を楽しめ、外風呂はバルコニーの一角に設けた。秋になると落ち葉でメンテナンスに手間が掛かるため、浴槽は適度な大きさとし、実用性にも配慮した設計となっている。