別荘建築「樹」Part3
2015.6.14
別荘
Earnest architects
別荘建築:「樹」Part3
第三回目の別荘建築は周辺の環境と調和した「樹」の別荘をご紹介いたします。
豊かな緑の中に建つこちらの別荘は自然の素材をふんだんに取り入れることで、景観に馴染む自然と調和した作品です。
森に溶け込むような色彩や素材で構成され、庭にはウッドチップを敷き詰めました。庭を散策するたびに木々が香り立つような、そんな豊かな自然の温もりを感じることができます。また、敷地内に設けた散策路は愛犬のドックランとしても活用され、愛犬と伸び伸び過ごすための工夫も施されています。
湿気の多い土地柄とウィークエンドハウスとして使用されるため、湿気がこもらないよう高床式になっています。高床式にすることで視線が一段高くなり、ゴルフ場のフェアウェイを臨める土地の長所も活かされました。室内とフラットに繋がる広々としたウッドデッキは、敷地の1/4以上を占めており、野外ステージのよう。バーベキューコーナーも完備され、木洩れ日の下で家族と友人と愉しいひと時が送れます。
離れのようなリビングは平屋でありながら、外に向かって開かれるように勾配天井となっています。3方向が開口となっているためどこにいても緑を愛でることができ、正面の大開口は重厚な柱が、額縁のように景色を切り取ります。
二階のバスルームは窓をフルオープンにすることができるため、森の中の露天風呂のような味わいを堪能でき、森林の香りが辺りいっぱいに広がります。タペストリーガラスでプライバシーを守りながらも、開放感のあるバスルームは清々しい風が流れます。
趣味のゴルフを楽しみ、豊かな自然の中で心と身体を解き放ち、空気やリズムに寛ぐ。そんな自然の息吹を感じる作品です。