2021.6.7

こだわり

Earnest architects

夢を具現した驚きの設備 ~リゾート~

まさかこんな設備が住宅に?!と驚く、住宅の概念を超えたお宅をご紹介している「夢を具現した驚きの設備」の連載ですが、今回で7回目となり最終回を迎えます。
最終回を締めくくるのは、住まいにリゾートをプラスしたお宅です。前回、最上階にSPAがあるお宅をご紹介しましたが、こちらは最上階にリゾート設備を充実させています。新型コロナウイルスで旅行に行くことが難しくなった現在で、最上階に上がればいつでもリゾート気分を堪能できるこの家は、「今」まさに求められる住まいの形ではないでしょうか。

こちらのお宅は海が目の前に広がる抜群の立地に建つ地上3階建ての建物で、最上階のルーフバルコニーは人口芝が敷かれ、リゾート感溢れる植栽が植えられた緑が鮮やかな空間にペントハウスがあり、寝転がれる大型のソファにジャグジーバス、日光浴ができるビーチチェアに真っ白なパラソルがレイアウトされたリゾート空間です。休日は友人や家族とBBQを楽しみながら、日光浴をして暑くなれば水を張ったジャグジーでクールダウン。眠たくなったらペントハウスのソファで波の音を聞きながらうたた寝をする。そんな夢のような休日を自宅で過ごすことができるんです!

最上階のペントハウス
眼下に海が広がるルーフバルコニー
海の対面には緑豊かな山を臨む

ルーフバルコニーは日常の喧騒を忘れて休日を豊かに過ごすためのスペースです。新築当時は1階をホームオフィス。2階は日常生活をコンパクトな動線で過ごせるように、寝室・ダイニング・ミニキッチンがレイアウトされたワンルームのようなご夫婦の寝室と和室の子供部屋をメインにしたフロア。3階は海を見渡すLDKとなっていましたが昨年リノベーションを行い、さらなる進化を遂げています。
リノベーションは1階と2階を中心に行い、1階にあったホームオフィスはゲストルームに変更し、2階のバルコニーに浴室を増築してバスルームと寝室をファブリックガラスで仕切ったホテルライクな仕様に。子供部屋として使用していた和室をリビングに変更。間仕切りにガラスやシノワズリを使用することで視線を遮ることなくゾーニングしているため、広がりのある空間を叶えました。
インテリアはシンガポールにあるホテルのインテリアが気に入っているオーナーの趣向に合わせ、オリエンタルな要素にホテルならではのラグジュアリーさを加えたムードのある空間としました。通常、個性の強い素材を組み合わせると互いが主張し合い、落ち着きのない空間になりがちですが、それらが調和した時に生まれる「ゆとり」や「余裕」が落ち着いた大人の雰囲気を醸し出す、高度なコーディネートになっています。
リノベーションを行ったことでさらに、ホテルで過ごしているかのような心地良さを叶えたこちらのお宅。抜群のロケーションを最大限に堪能できる住まいでリゾート気分を楽しめます。

リフォーム後の1階ゲストルーム
リフォーム後の2階寝室
オリエンタルな雰囲気のインテリア

こちらのお宅は自宅でリゾートを堪能するというコンセプトは変わっていませんが、ホテルライクな心地良さをリフォームによってプラスし、バージョンアップした住まいです。家は10年20年と暮らす場所で、時の経過とともに家族構成が変わったり、趣向も変化します。現在のライフスタイルと住まいが合わないと感じたら、リノベーションの適齢期。より住み心地の良い住まいとなるように、リノベーションを検討してみてください。

今回で最終回となる「夢を具現した驚きの設備」の連載はいかがでしたでしょうか。日常生活を送る住まいに、"楽しむ"要素をプラスした家を贅沢と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、住まいは人生の多くの時間を過ごす場所です。ストレス社会と呼ばれる現代において家族を守り、安らぎで満たす安息の地となるのが住まいだと思っています。その住まいに必要だと住み手が求めるなら、その想いに応えたい。『豊かな住まいが、人生を豊かに』アーネストアーキテクツが謳うコンセプトは、大袈裟ではないと思っています。
一人一人の性格が異なるように、心地よさの基準もそれぞれ異なります。だからこそ、個々が感じる心地良さを追求することでどの家とも違う、個性豊かな作品が生まれるのです。次回、「夢を具現した驚きの設備」を連載する際は、ぜひ皆様と一緒に建てた住まいをご紹介できると幸いです。

今回ご紹介したお宅の事例紹介ページは下記からご覧ください。


船上のデッキをモチーフに(新設時)


冠たる寛ぎ(リノベーション時)

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