2014.2.2

こだわり

太田望

アクアティクス・イデア

「水中に生きる生物との関係」

当然な事ではありますが、
人は水の中では生きていけない。
魚は陸上では生きていけない。
ゆえに両者には絶対的に埋まらない溝がある。

陸上で、別の哺乳類として進化した人間と犬が同じ屋根の下で生活が出来るのは、お互いの信頼関係に他ならない。しかしながら、魚とはそうはいかない。どんなに愛情と時間とお金を注いでも、絶対に彼らとは一枚のガラスを隔てなければならず、信頼関係などそこには存在しない。
でも私は、彼らとのそのどうしようもなく「埋まらない距離感」がとても居心地が良い。ガラス越しにしか出来ないふれあいから、彼らの声を理解、想像し、こちらが手を抜けば彼らは苦しみ、手をかければ美しい姿を見せてくれる。交わることのないお互いの世界が存在する不思議な関係性が楽しい。

さて、水中で生きるとはどういうことか。それはもう、食うか食われるかのみが絶対条件の、かなり厳しい世界です。弱者は強者から身を守り、必死に生きる。人間界も似たようなものですが(笑)、その必死に生きる姿が不思議な形、美しいフォルム、多彩な色となって進化したのでしょう。
特に小さな生物を大きい生物が捕食する食物連鎖という摂理から何とか生き抜こうとする姿が美しいのです。

食べられないように擬態するもの

食べるために擬態するもの

群れて身を守るもの

共生して身を守るもの

共生して利益を与え合うもの

毒を持つもの

・・・きりがないので、この辺りでやめておきます。
この必死に生きる美しい姿を、いかに水槽という枠の中で表現するか。
「飼育」ではない、リアルな水中の「再現」が出来るか。
人の生活環境に全てが本物の、リアルな水中が表現された動く別世界を作り、それを専門技術と経験則で維持管理をするのが弊社の目指す
「魅せるアクアリウム」です。

そこでは、サメが小さな魚を食べる瞬間や、イソギンチャクが弱った小魚を捕らえて食べていたり、イジメられて弱った魚、縄張り争いに負けて死んでいく姿・・・厳しい自然の営みが垣間見えます。
その代わりに、光に照らされ輝く群れた小魚、必死に卵を守るクマノミ、口を大きく開けてエビに掃除してもらうウツボ、小魚など無視して悠々と泳ぐサメ、王者のように振る舞う大きなヤッコなど雄大な世界が拡がります。
そんな躍動感溢れる、リアルな水中の世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。

アクアティクス・イデア
AQUARIUMのもつ美しさをお客様にご提供したい
その環境すべてをハイグレードに仕上げたい
私達の「想い」です
美しいアクアリウム環境をデザイン・設計・施工・設置・メンテナンス維持管理を致します。自社工場保有なので、オリジナリティあるアクアリウムを格安でご提供できます。