第五回│アーネスト本第2弾！「誌面デザイン」

アーネスト本第2弾！誌面デザインについて

前回のコラムでは、アーネスト本第2弾の出版社とのミーティング風景を皆様にご紹介しましたが、今回は、誌面のデザインについてお伝えいたします。
当社はデザインに特化し、お客様の個性（カラー）を引き出す設計を得意としている建築設計事務所です。そのため、書籍も当社の特徴が伝わるデザインにしたいとの想いがありました。しかし、当初出版社から上がってきた誌面デザインは、シンメトリーを用いた安定感があるデザインでしたが、やや単調な印象で辛辣な言い方をしてしまうと「建築家の書籍によくあるデザイン」に思えました。
当社は、デザインに強いこだわりを持った建築設計事務所なので書籍の誌面からも、それらが伝わるデザインを求めていました。そのため、もっと魅力的な書籍になるようにコンセプトの1邸1邸の「個性（カラー）」を、打ち出せるデザインはないかと試行し、12邸と12色をリンクさせるなら、旅行のガイドブックのように両サイドに色分けされたインデックスをつけたデザインはどうか？など、建築以外の書籍も参考に誌面デザインを模索していきました。

書籍のデザインを担当するデザイナーを含めてミーティングを行い、当社が求める誌面デザインや読み進めたくなるようなページ構成など試行錯誤を重ねる中で、12邸12色の個性を強く発揮させると、誌面のデザインは良くても書籍全体では落ち着きのない印象に。また、お伝えしたい情報を詰め込み過ぎると、何だか疲れる書籍になったりと、その難しさも知りました。そんな試行錯誤を繰り返し、ブラッシュアップを重ねることで、ようやく当社が求める誌面デザインの方向性を見出すことができました！

折角書籍を発行するなら、より多くの方に手に取っていただきたいと思っています。
その中には、当社のことを書籍ではじめて知る方も多くいらっしゃると思います。書籍が当社との出会いとなる皆様に、当社の家づくりへの想いや理念が伝わるように。また、当社をご存知のお客様には「さすがアーネスト」と思っていただけるような書籍にしたいと、担当者一同尽力しています。誌面デザインにもこだわった、アーネストグループ10年ぶりの書籍にご期待ください！
次回は、書籍の「誌面構成」についてお伝えできればと思います。お楽しみに！

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