第四回│アーネスト本第2弾!「出版社とのミーティング」
2023.3.30
こだわり
Earnest architects
アーネスト本第2弾!出版社とのミーティング風景
前回のコラムでは、アーネスト本第2弾の掲載邸の選定ポイントを皆様にご紹介しました。
今回は、出版社との実際の打ち合わせ風景をご紹介します。
書籍に掲載する12邸の住まいは、前回のコラムでもお伝えしましたが、クライアントによってそれぞれ異なる要望や課題、テーマを持つため、当社が設計する住宅は同じデザインは存在しません。書籍を制作するにあたり、「見て楽しむ」「幅を広げる」「深く理解する」の3部構成のうちの一つ「深く理解する」を叶えるには、1邸ごとに分かり易い説明が必要です。そこで、各住宅を担当した設計士と、編集者・ライターで、ミーティングを行いました。打合せは数日に分けて開かれ、外観から内観まで設計にあたり苦労した点から、空間を演出するために使用した素材、景観条例についてなど、各住宅の課題に合わせ、読者も疑問に思う点を洗い出していただきました。そうすることで、当社の家づくりに対するこだわりや姿勢を、一緒に書籍を作成するパートナーの編集者、ライターの方々と共有する事ができました。
当社からお伝えした点は、大きく分けて4つ。
住宅のコンセプト、一番の見せ場・こだわり、住まいに重要なプライバシーの工夫、クライアントからの要望です。心地よい住まいをつくるにあたり、家を建てる場所によっても周囲の環境は異なり、クライアントが住まいに求める内容も十人十色です。
「周囲から覗かれない建物にしたいけれど、閉鎖的な家にはしたくない」という希望があった場合、周囲に閉塞感を与えずプライバシーを確保するためには、周りの環境に配慮した住まいをご提案する必要があります。交通量が多い道路に接した土地の場合は、敷地内で切り替えしが行えるように設計を工夫したり、人と車の出入り口を分けるなどの配慮が必要になります。また、行き交う車や通行者の視線もカットしなければなりません。
自由設計だからこそ叶えられる当社のこだわりを書籍を通じ、より深くお伝え出来ればと思います。
また、当社の書籍を読むことで、理想の住まいについてのアイデアが得られるかもしれません。
そんなアーネスト本第二弾は、現在も制作を進めております。
次回の掲載では、書籍のレイアウトデザインについてのミーティングをご紹介したいと思います。
お楽しみに!
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