2023.3.14

こだわり

Earnest architects

アーネスト本第2弾!掲載邸の選定

前回のコラムでは、アーネスト本第2弾をどのような内容の本にしていくのか皆様にご紹介しました。
今回は、何をポイントに12邸を選定していったのかをご紹介します。

クライアントの想い描く夢を叶える住まいに、同じデザインは1邸として存在しません。
10人いれば10通りの個性があるように、求める家のデザインもそれぞれ違い、それがモダン、エレガント、ラグジュアリー、クラシック、和風、と様々なスタイルへと繋がっていきます。そんな、当社の豊富なデザインも皆様に幅広くご紹介出来ればと考え、社内で話し合いを行いながら作品を絞っていきました。

選定イメージ(考案段階)

近年、当社にはホテルや集合住宅、オフィスや商業施設など、住宅以外のご依頼も多く承るようになりました。その取り組みも一部ご紹介しようと、当初は住宅以外の作品も選定に含まれていましたが、皆様が家づくりを行う中で、抱える問題の参考になる本にしたいという想いから、住宅に絞った書籍にする事が決まり、住宅以外の作品は掲載を見送りました。

住宅に絞った作品の中で、異なる課題を持った物件をピックアップ。プライバシーの確保が難しい住宅街で、プライバシーを守りながら緑を取り込んだ住まい、ご夫婦で好みのテイストが異なるけれど、その両方を叶えた家、ご主人のエリアと家族のエリアを分けた住まいなど、家を設計する上でクリアしたい課題は、クライアントによってそれぞれ異なります。
書籍でご紹介する作品の課題は、皆様が家づくりを行う上でも直面する問題ではないでしょうか?
プライバシーを守るためには周囲の視線を遮る壁が必要ですが、高い壁で住まいを囲うだけでは快適な住まいにはなりません。また、ご夫婦や家族で好みのインテリアが異なる場合はどう解決するのか?海や山を臨める土地も、ロケーションを最大限に生かす演出を行わなければ、窓から海や山が見えるだけになってしまいます。
書籍でご紹介するのは、ほんの一例ですが、家づくりで皆様が抱える問題のヒントになれば幸いです。

次回の掲載では、実際に当社と出版社での打ち合わせ風景を、ご紹介できればと思います。
お楽しみに!

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