2017.9.4

エクステリア

山形雅之助

ADVAN

岩井流通センターについて

最終回の今回は、弊社アドヴァンの流通センターついてお話させて頂きたいと思います。

弊社には自社の流通センターが岩井(茨城県)、名阪(三重県)、九州(福岡県)の3ヶ所にございます。中でも岩井流通センターは最大の広さを誇り、サッカー場20個分。総面積15万㎡の広大な敷地の中にございます。

岩井流通センター航空写真

自社の流通センターを築くことで流通コストを削減しています。石材は非常に重く、体積があります。自社倉庫に保管することで、保管料を大幅に削減することができ、岩井~名阪~九州の自社倉庫間の定期便の運行によりお客様の運送費も大幅に削減しています。
また、世界各国から選りすぐりの天然御影石124種類のスラブ展示を行っていて、太陽光の下で石を検討できる展示場となっています。

スラブ展示

当社は海外から輸入した製品を右から左に流しているだけの企業ではございません。必ず検査を行い、第二回のブログでも取り上げましたが、問題になりがちな天然石特有の色ムラなどを確認しています。
また、石材はパレット(木枠)に入って輸入されてくるのですが、工場内にパレットを細かく粉砕できる機械を導入し、自然に返す取り組みなど、環境への配慮にも取り組んでいます。
その他にも、広大な倉庫や工場の屋根にソーラーパネルを設置したり、全自動ろ過装置の設置、井戸水の利用なども行っています。

パレット粉砕機

岩井流通センターはコンピューター制御の加工機を使用し、抜群の加工精度を誇る加工工場が隣接しています。HTOBは大判な石材でも容易に切断できますし、CNCはCADデータの情報でロボットアームが正確に加工します。ウォータージェットは大気への粉塵の発生がなく、作業者や環境への影響がありません。
加工場を併設していることで、ご希望の加工を行ってから商品をお届けすることが出来るため、スピーディーで破損などのリスクも軽減でき、お安くお客様に販売することが可能になります。

HTOB
CNC

広大な敷地の倉庫は自動倉庫になっており、約5,000品番の商品があり、全自動で棚出しされています。気温の変化で変形をしないように倉庫は常に一定の温度が保たれた常温倉庫で、徹底した品質管理を行っています。

全自動の棚出しなので高い場所でも楽々
商品を運んでいる様子

工場内には公益社団法人日本水道協会公認の水まわりの試験センターを自社保有しております。入荷したすべての商品を一つ一つ、最新のエアー検査機でエアー検査をしています。検査に合格した商品のみを在庫しており、厳しい試験をクリアした水栓のみがお客様のお手元に届くようになっています。

エアー検査
検査を待つ水栓

昭和59年に千葉県の野田市に野田流通センターを開設後、流通センターに投資を続けて参りました。同敷地内で加工や検査もできる一貫サービス体制は、お客様にとっても便利で利点も多く、設備、規模、技術のトータルで日本一の加工所と自負しております。

【流通センター沿革】
・昭和59年 千葉県野田市に野田流通センター開設
・平成5年 茨城県坂東市に岩井流通センター完成
・平成9年 福岡県朝倉郡に九州流通センター完成
・平成10年 三重県上野市に名阪流通センター完成
・平成14年 茨城県坂東市に岩井第2流通センター開設
・平成21年 名阪流通センターに新倉庫開設
・平成26年 茨城県坂東市に岩井第9流通センター開設

アドヴァンは建材メーカーとして創業から40年間徹底した品質管理を行った結果、築くことが出来た信頼と実績。それが安心への裏付けとなっています。
私たちアドヴァンは、これからも皆様に安心と信頼を寄せていただける企業であるために、邁進して参ります。

今回でブログも最終回となりました。
四回に渡り、弊社にお付き合い頂きありがとうございました。

山形 雅之助


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