CONCEPT
「セキュリティが守られた大きな窓のある開放的な家」を希望されたオーナー。相反する条件を叶えたのは北東に設けた中庭。家の外周の壁を高くし、その壁と居住空間の間に中庭を設けて採光と開放感を得たことで、大開口の窓を設けてもプライバシーが守られた空間を実現させた。また、この中庭は、夜は照明に照らされて優雅なムードを演出する。インテリアはアンダーズ東京の内装と同じ芸術家の作品を取り入れ、LDKや寝室、子供部屋は2階と3階にレイアウトし、屋上は雨や日差しが強い時は開閉式のタープを張って、快適にBBQが楽しめるスペースに。1階はガレージとガレージの愛車を臨むボビールームとゲストルームがある。車好きのオーナーの友人が集う際は1階で完結させる間取りのため、ゲストが遊びに来ても家族は気兼ねなく過ごせるように配慮した設計。周囲の景観を臨めない都会で開放感を得るには、空の取り入れ方が重要になるが、この家はリビングから臨む遮るものの無い贅沢な空を独占する。