CONCEPT
メインフロアのLDKをダイナミックなイメージにすることができるかに注力し、都心の限られた敷地の中でダイナミックさを感じるため開口部にフィーチャーした。幅3m高さ4.5mの大開口をシンボリックに設置することでインパクトを与え、開口から臨む景色の抜け感を計算し、正面ではなく東南側に振っている。大開口でも角度を付けることで周囲の建物の開口部と被らず、大きな空をとらえることができた。1階はガレージとそのガレージを眺めることができるご主人の書斎は、ビルトインガレージから書斎にアクセスできる仕様。2階はエントランスとLDKがあり、3階は家族の居室がある。門扉から建物をまわり込むように緩やかに上がった先にあるエントランスは、正面に豊かな緑を臨む設計に。サイドに設けたスリット状の開口が徐々に大きくなることで、より広がりを感じる。都心の空を額縁のようにとらえた開口が、刻々と変わるその景色を風景画のように楽しむ。