CONCEPT
「リゾート感のある開放的な家」を求められたオーナー。交差点の角地のため、自宅に見えないスタイリッシュさとプライバシーと開放感という、相反する要望が課題。また、オーナーが気に入ったキッチンがラグジュアリーなタイプだったため、都会的な要素とリゾートを掛け合わせた空間をコンセプトに設定した。外観は異なる素材の箱を組み合わせて立体感を出し、歩道に面した門扉を開け数段上がった左手に玄関を配置。一部にガラスを使用しているため閉塞感を与えず採光も得ることができ、交通量の多い立地で、セキュリティとプライバシーを守った。2階のプライベート空間は採光をハイサイドライト(高窓)とし、視線をカット。3階はシアタールームを兼ねたリビングに水回り、最上階の4階はキッチンがダイニングテーブルを兼ねたステンレスワークトップに合わせ、輝きのある個性的な素材でまとめ、ダークカラーを用いることでシックな雰囲気に。4階のリビングは2面をフルオープンでき、床面を高くすることで浮遊感を演出。階が上がるごとに天井高を高くすることで、メインフロアの開放感を高めた設計。