CONCEPT
「仕事から解放されたこれからの人生を楽しめる家」を希望されたオーナー。ご夫婦の趣味がゴルフなので、ゴルフルームと明るく開放的なリビングが必須条件でした。その希望に応えるため、建物の南側の地下から3階までを思い切って大きなタペストリーガラス(すりガラス)の壁にし、加えてリビングには大きなトップライト(天窓)を設けた。また、2階の床の一部をガラスにすることで地下まで光を届けている。南側の壁一面ガラスの壁に覆われているが、不透明なガラスはプライバシーを守りながら光だけを室内に取り込み、まばゆい光で空間を満たす。ガラスの面積が大きいこともあり、ガラスと対比させることによりバランスをとった重みのある玄昌石の壁。全体が明るいと軽い感じになってしまうため外壁だけでなく内装にも使用し、重厚感をプラスした。「毎週のようにゴルフ仲間が遊びに来て、地下のゴルフルームで球を打ったり、バーでお酒を飲んだりと自由に過ごしている。少し、居心地が良すぎたかもしれない。」と笑うオーナー。これからはじまる新しいステージに合わせた住まいで、人生を謳歌する。