CONCEPT
「東京庭園美術館」のテイストが好みだと語るオーナーの希望に応えた住まい。美術品も多く所有されており、美術館のような家をコンセプトに設計。エントランス、リビング共に2層吹き抜けの空間だが、玄関扉を開けた際の感動とエントランスホールからリビングに入った際に更なる感動を与えるため、エントランスホールはリビングと同じクラシカルテイストだが雰囲気を変え、石やタイルなど艶感のあるインテリアに。また、2階に渡り廊下をレイアウトして空間を絞り、同じ2層吹き抜けの空間でもエントランスホールからリビングにつながる扉を開いた際にも感動を与える構成とした。エントランスホールの扉は東京庭園美術館を意識したオーナーのこだわりを具現化。エントランスホールと趣向を変えたリビングダイニングは、ヘリンボーンに張られたフローリングが豊かな木のぬくもりを感じる重厚感がある。華美になることなく優雅で品格のある空間は、オーナーのコレクションが飾られた美術館となった。