水景に佇む別荘

1300坪を超える広大な土地に、社宅や保養所、別荘の建築を計画されているお客様からのご依頼です。
弊社では別荘の設計をご依頼いただき、自然豊かな地域の魅力を活かし、敷地を贅沢に使った広大な水盤の中に佇む、やすらぎの空間をご提案しました。
外観は雪の多い地域に適した片流れ屋根を採用。外部の自然と調和する板張りの天井が、空間に温もりを添えます。周囲は高さ3mの塀で囲み、プライバシーを確保しつつ、建物は大きく南に開き、美しい水景を独占する別荘計画です。

リビングダイニングには最大4mの高天井と、遮るもののない全面開口を設けました。趣のあるレンガ壁や板張りの天井を開口の先まで繋げることで、内と外が一体となった開放的な空間を実現しています。空色の移ろいと共に表情を変える水面のゆらめきを眺めながら、心からくつろげる場所です。

「就寝時は部屋を真っ暗にしたい」とのご要望にお応えし、主寝室の開口部は東側に一つのみとしています。天井や床材、ポイントウォールには木材を用い、木の温もりに包まれる癒しのインテリアとしました。

空が茜色に染まる夕景には、水面も幻想的に色を変え、ライトアップで輝きを増します。別荘のテラスから飛び石を渡った先にはプールを備え、プライバシーに守られたアウトドア空間を心ゆくまで楽しめる設計です。