静謐(セイヒツ)が訪れる家
RESIDENCE
RESIDENCE
- LOCATION :
- 兵庫県
- STRUCTURE :
- 木造
COMPUTER
GRAPHICS01
オーナーが希望されたのは修道院のような質実剛健の住まい。街を眼下に臨む閑静な高台の立地を生かすため、道路側に建物を寄せて、眺望の良い庭をL字に配して広く取った。道路面の開口は2階にひとつだけとしたが、石積みの塀が曲線を描くことで閉塞感や圧迫感を与えないデザインとした。CGでは、小さな正方形の窓が描かれているが、完成時はこの窓も無くし、よりミニマルなデザインを叶えている。
COMPUTER
GRAPHICS02
エントランス前のアプローチは回廊をイメージし、柱の太さを変えたCGを何枚も描いて太すぎず細すぎないイメージに沿う適切なサイズを算出した、こだわりの空間。建物はできるだけミニマルにスッキリとした収まりやラインを意識した設計。完成時は玄関ドアの両サイドにブラケットライトがロウソクのように灯り、オーナーが求めた修道院のイメージに更に近づけている。
COMPUTER
GRAPHICS03
エントランスから室内を見る。一本桁のストリップ階段がスッキリとした印象を際立たせたデザイン。中庭から採光を得たプランで、苔と植栽が白い壁に映え、瑞々しさを与える。CGは完成時と変わらない仕上がりを叶えた。
COMPUTER
GRAPHICS04
リビングのインテリアはお手持ちのスピーカーに合わせてコーディネートしたもの。CGではダークブラウンだが、お手持ちはオレンジ系のカラーだったため、完成時はオレンジブラウンをインテリアのアクセントカラーとしている。庭の緑を愛でる設計は西側の山の景色と南東の海を臨む環境を活かし、近景に10mを超える高木、中景に混植の茂み、遠景に海を眺めるようデザインされた。
COMPUTER
GRAPHICS05
モノトーンのモダンなダイニングキッチン。CGでは全体的に黒の配分を多くし、引き締まった印象としているが、完成時はダイニングのカラーをワントーン明るくして軽やかさをプラスした。