街の灯と豊潤な海を眼下に望む

"海外で暮らしていたオーナーが日本に帰国するため、計画された住まい。そのため、打ち合わせの多くをオンラインで行ったが、主要な個所はCGを多用することで、プロジェクトのスムーズな進行を叶えた。
敷地内で高低差があり、敷地下の南西に隣家が建つことを前提に東側をメインに展開したことで建物には南の光も入り、この敷地の一番高い部分を利用した計画。その高低差をうまく利用し、弧を描くアプローチを進むと見えてくる外観に風格を宿した。玄関前の天井にトップライトを用いてスポットライトのように太陽の光を落とす。"

"リビングのCG。
海を臨むこの家で一番眺望の良い場所にリビングをレイアウトし、開口部を曲線で仕上げることで景色をパノラマで捉えた。開口の曲線に合わせて天井の間接照明も同じカーブを描くため、より曲線が強調されたデザイン。インテリアは淡いトーンでまとめた上品な印象とし、CGでは奥にあるダイニングとの仕切りに飾り棚を用いているが、完成時はオーダーメイドのワインセラーを間仕切り壁として活用した。"

"リビングと隣接するプレイルームのCG。
こちらはインテリアのイメージをガラリと変え、プールバーのような重厚感漂う大人の雰囲気に。CGはビリヤード台が置かれた床の仕様やレンガ調の壁面など、完成時と変わらない仕上がりを見せている。"