和と洋で遇する

自宅兼迎賓館の計画で、敷地条件を最大限に活用した地下1階地上2階建てを想定し、外観は街並みに合わせた和テイストに。内部は外観とは異なるヨーロピアンテイストを取り入れ、特にゲストをもてなす空間は、和風、洋風、シェフを招いてケータリングを楽しむ空間、それぞれにこだわりたいとのご要望をお受けしました。

和風の外観からアプローチを抜けて玄関扉を開けると、別世界が広がるサプライズのある演出。優雅な螺旋階段が出迎え、白を基調とした明るく、ゆとりのあるエントランスはレセプションルームも兼ねた間取り。

1階はヨーロピアンテイストのフォーマル空間で、2階は家族と過ごすプライベート空間。地階は和を意識した迎賓館としました。ゲストをもてなすフォーマルリビングは、淡いブルーをアクセントに用いて、庭の噴水とリンクさせた瑞々しい空間。隣接したフォーマルダイニングも同様のテイストでまとめ、用途によって空間は分かれていますが、つながりを意識させた構成に仕上げています。

地下にはガレージとプールの他に、シェフを招いて天ぷらや鉄板焼きを楽しめるケータリングスペースと、その奥には坪庭を挟んで約18畳の客間をレイアウト。客座敷には舞台を設けて芸妓が舞やお囃子を披露する、日本ならではの良さを改めて感じられる和のおもてなし空間をご提案致しました。