日常にリゾートの要素を

水盤やパームツリーが植えられた広々とした白い庭など、日常生活にリゾートの要素を取り入れたプラン。外観は広い敷地に建ち、道路側の曲線が印象的なモダンなスタイルと庭側の水平ラインを強調したシンメトリーなエレガントなスタイル。見る方向によって異なる印象を与える、2面性のあるデザインとした。CGは道路側から見た曲線のモダンな外観を描いている。

エントランスホールからLDKにつながる扉を開けると正面に美しい水盤が出迎える。住まいの中心に水盤を設けているため、どこにいても潤いのある水のシーンとその水音でリゾート感を盛り上げる。リビングは床のレベルを下げることで天井高を上げ、ソファに座った際に広がる庭の景色が地面に近くなることで迫力のある広がりを見せる。

リビングとダイニングキッチンは中央に水盤を設け、ガラスで囲むことで抜け感は残しつつも、独立した空間構成とした。リビングとダイニングキッチンは床のレベルが異なるため、同じ庭の景色でも視線の高さが変わることで異なる印象の庭を楽しめる設計とした。

"庭から見た外観のCG。
庭側はシンメトリーを意識したエレガントな佇まい。CGでは芝生の庭が描かれているが、庭のメンテナンスが大変とのことから、白い小石を引き締め、パームツリーのシンボルツリーがリゾート感を演出する、メンテナンスフリーの庭を提案した。白い小石が太陽の日差しを浴びてレフ版のような効果を発揮する眩しく光る庭。"