空間に自然の気配を採り込む

高台だが傾斜地の立地のため勾配を利用し、地下に2台の駐車スペースと1階に1台の駐車スペースを確保。地階部分はボーダー仕上げとし、敷地条件をデザインにも反映させている。外観のCGは開口の位置や使用した石材の雰囲気まで、緻密に表現された。

キッチン内部がリビングから見えないように設置した収納を兼ねる仕切り壁は、スリット状に積層ガラスをはめ込み、昼はガラスの爽やかなカラーが空間のアクセントとなり、夜はライトアップが施され幻想的に輝く美しい壁が異なる印象を与えるLDK。CGは爽やかな印象の日中を描いたもの。リビングもテラスと隣接することで広がりを与えた。

対面から見たLDKのCG。眺めの良い高台を生かし、眼下に街並みを臨む。リビングは床から天井までの大開口と、バルコニーに挟まれた抜群の開放感で、浮遊感のある景色を楽しむ。