ディティールを凝縮した住まい
RESIDENCE
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- LOCATION :
- 神奈川県
- STRUCTURE :
- 木造
COMPUTER
GRAPHICS01
「飽きのこないデザインにしたいけれど、ガラスの箱のような空間は苦手。」と語るオーナー。「華美ではないヨーロッパの宮廷を思わせる優美さを感じる住まいにしたい。」と希望された。それに対し、視界の広がりを計算して全体をスッキリと見せながらも、ディティールで華やかさを盛り込んだ住まいの提案を行った。外観は、やわらかい印象の左官仕上げに、ボーダーのラインが広がりを生む佇まい。CGは高低差のある敷地や植栽の雰囲気も再現されている。
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GRAPHICS02
訪れたゲストが最初に目にするエントランスホールには、吹き抜けを設けた螺旋階段を配置。階段の上部にはトップライトを配置して縦方向の抜け感を演出した。CGは階段の曲線美やアイアンの手すり、階段の曲線とリンクするアールの壁など細部まで、完成時と変わらない仕上がりを見せた。
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GRAPHICS03
計画当初住まい全体がエレガントの要素が強い提案だったが、オーナーが求める「飽きのこないデザイン」という希望を重視し、モダンの要素を取り入れ、過度な装飾は行わず、リビングはディティールの美しさで魅せる空間とした。CGではアクセントウォールにモスグリーンを用いていたが、完成時は空間の色彩を抑え、アイボリー系の白で統一。ダイニングのシャンデリアもバカラのペンダントライトに変わり、空間自体はシンプルに、エレガントな要素は家具やカーテンで取り入れ、「飽きのこないデザイン」を叶えた。置き家具などでエレガントな印象を与えているため、インテリアのイメージ変更も容易に行えるデザイン。
COMPUTER
GRAPHICS04
CGではシステムキッチンの壁面がダークブラウンになっているが、完成時は白に変更。完成時のキッチンは白一色の爽やかなコーディネートとした。シャンデリアもダイニングと合わせたバカラのペンダントライトが採用。CGで描くことで空間のイメージが鮮明になり、修正点も分かりやすく、判断しやすい環境を整えている。