多層で満たす住まい

都心の敷地を最大限に活用した住宅のご依頼を承りました。地下2階・地上3階建てとし、各フロアに異なる用途を持たせ、縦（断面）方向を有効に活用したプランをご提案しております。
地下階には、テニスの壁打ちなども楽しめるプレイルームのほか、ミーティングルームやゲストルームを設け、来客との時間を過ごすための空間としました。
地上階は、2階をLDKおよび水回りを備えた家族の共有フロアとし、3階は個室を中心に構成したプライベートな空間としています。
外観はホワイトとブラックの石材のコントラストが美しい重厚感ある佇まいに、大きな開口やガラスの手すりが抜け感をもたらす上質なデザイン。ガレージシャッターの木目や杉板を転写したコンクリートの壁で、自然の温もりも感じられる仕上がりといたしました。

2階のLDKは、木を基調とした温かみのある空間に、大理石調のポイントウォールが高級感を添えるナチュラルモダンデザイン。広々とした作業スペースを確保できるコの字型キッチンは、木目調のワークトップを採用し、空間全体に統一感を持たせています。

LDKと同様に木目の美しい主寝室は、開口部から自然光を取り込み、心地よい空間を実現。主寝室と子供部屋はバルコニーでつながっており、家族のつながりを感じられる設計としました。

広々としたルーフバルコニーには、ガラス製の手すりを採用し、開放的な外部空間を演出。都心では希少な、BBQなども楽しめるプライベートな屋外スペースです。地下階からルーフバルコニーへは、エレベーターで3階まで上がり、そこから階段でアクセス可能な構成とし、ゲストが訪れた際も家族の生活空間と動線が重ならないよう配慮しています。