URBAN RESORT HOUSE

都内の密集した住宅地の中で、外からの視線を閉ざした都会のオアシスとなる建物。周囲の環境と切り離すためファサードからは建物の内部が分からない設計とし、門扉を開けてアプローチを進むことで別空間につながることを意識させるため、ゲートをくぐりエントランスに向かう仕様とした。外観は緩やかな曲線を描くファサードが包容力のある佇まい。完成時はリゾート感のある植栽に変更され、内部の雰囲気を予感させる演出に。CGは植栽のみが変わっただけで、ファサードの細いラインまでリアルに再現している。

リビングのCG。
1階のリビングダイニングは、天井高5.7ｍを誇る吹き抜けの大空間の計画。置き家具や植栽のデザインはことなるものの、建築そのものは完成時と変わらない仕上がり。

リビングからキッチン方向を見たCG。
キッチンのデザインが完成時とやや異なるものの、リビングはほぼ完成時と同様の仕上がりを見せた。白とグレーを基調としたスタイリッシュなインテリアに、奥のテラスの壁面には水が伝い、滝のような光景を臨む様は、まさにアーバンリゾートな空間になることを伝えている。

地下のインテリアは黒を基調とすることで、明るい上階とのコントラストを楽しむ演出。
地下にはホームバーのあるシアタールーム、ホームジム、プールがあり、CGはプールと隣接したホームジムとシャワールームを描いたもの。アプローチにある水盤の一部をガラスで仕上げ、地下1階のトップライトとしている。水を通り抜けて差す光が壁面を美しく飾るように計算し、設計されたトップライトは完成時と光の入り方まで変わらない仕上がりを見せた。