モダンクラシカルな住まい

外観は表参道にあるラルフローレンのイメージがお好みということで、白を基調とした均整美とスッキリとしたラインを意識したデザインで、シンメトリーにこだわったクラシカルな佇まい。間延びしがちな間口の広い外観も、水平ラインを美しく見せたモールディングと等間隔に並ぶ開口がワイドなファサードを引き締め、軽快な印象のデザイン。

リビングダイニングは広々とした大空間を希望され、その大空間故にインテリアはいかようにも仕上げられたため、さまざまなスタイルが検討された。当社は外観同様に白を基調としたモダンなインテリアでスタートし、徐々にダークトーンに変更された。このCGは中期のプラン。ここからさらにブラッシュアップを重ね、完成時のブラックベースに移行した。

開口の対面を鏡張りにすることで、庭の景色を両面で楽しむ趣向とし、上部はハイサイドライトで仕上げて光と空の景色を取り込んだ、庭に向かい全面を開いたダイナミックな開口のリビング。鏡面のタイルが水面のように庭の景色を映し出し、時間と共に変化する空の色彩を楽しむ。

プールは当初、リビングダイニングと合わせた鏡張りを想定していたが、開放的な空間に天然石で落ち着きを与えるプランに変更し、異なる趣を楽しめるプランとした。ハイサイドライトや庭に面した開口から、自然光に満たされる空間でリフレッシュする。

ホテルのスイートルームにあるようなパウダールーム。広々としたゆとりのあるレイアウトに、ライトアップされたディスプレイラックがホテルのSAPのよう。奥にあるバスルームとはガラスで仕切られているため、パウダールームとバスルームに一体感が生まれ、更なる広がりをみせる。