奥床しさを纏った家
RESIDENCE
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- LOCATION :
- 埼玉県
- STRUCTURE :
- 木造
COMPUTER
GRAPHICS01
完成時と変わらない仕上がりの外観CG。水平ラインを重ねた外観はモダンなフォルムに格子などの和の趣をプラスした、和モダンテイスト。庭に植えられた松などの植栽ともマッチさせ、重く暗くなりがちな和テイストを、モダンの軽やかさで快活な印象を与える。
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GRAPHICS02
ポーチからエントランスに向かうアプローチを長めにとり、物語のプロローグのようにこの建物の世界観に引き込む。アプローチを進むごとに外界の喧騒と徐々に距離が生まれ、やがてこの住まいに漂う凛とした静寂に包まれる。アプローチの完成予想図として描かれたCG。
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GRAPHICS03
リビングの完成予想図。リビングは吹き抜けとしたが、開口の高さをあえて低くすることで住まい全体の連続性を持たせ、天井部に設えた間接照明が描く陰影を楽しむ。この住まいは統一して重心を低くすることで、安定した安心感を得られる設計を意識した。CGではダークブラウンをアクセントカラーに用いているが、完成時はモノトーンのインテリアで仕上げているため、よりスタイリッシュな仕上がりとなっている。
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GRAPHICS04
ダイニングのCGは、印象的なオレンジのカウンターチェアを、完成時は白に変更しているが、それ以外はほぼ変わらない出来栄え。ダイニングは他の部屋と趣向を変え、モダンによせた開放感的な空間として、メリハリを楽しむ。リビングとダイニングキッチンのインテリアはモダンテイストとし、共有する庭を和庭園とすることで、住まい全体の和モダンのコンセプトを踏襲する。
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GRAPHICS05
通常中庭に面する開口は、採光を得るため全面開口にすることが多いが、地窓のように開口を低い位置で連続させ、窓の外を大きく感じるように設計された。CGでは地窓のある壁は白だが、完成時は黒に変更し、より地面から漏れ出す光が強調される仕上がりとした。また、CGでは先にある和室に障子を設けていたが、格子越しに和室の様子をみせることで、奥行きと見え隠れする奥床しさを生むようにブラッシュアップされた。
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GRAPHICS06
ゲストルームを兼ねた和室のCG。和室へのアクセスは中庭を臨む廊下を進み、格子から透けるその姿に期待感を膨らませながら、たどり着く道のりも演出のひとつとしている。その期待感を裏切らないため、和室には飛び石を渡り、一段高くした敷居で、日常の空間と切り離した特別な空間としている。