森に映えるセカンドハウス

別荘なので、リゾートらしい雰囲気と屋外が楽しめるテラスに、庭の山桜を愛でる空間が欲しいと希望されたオーナー。そこで、南側に向かって大きな開口とテラスを設け、テラスは湿気対策として1ｍ上げた床とフラットになるよう高さを出した。広々とした庇付きのテラスは、家族や友人とBBQが楽しめ、庭の景色と堪能できる空間。

パブリックスペースでは景色や薪暖炉の炎を楽しみたいとの希望から、大開口の中央に薪暖炉を設置した。濃い緑とマッチする乱張りの石や、レンガ調の壁が映える別荘らしいインテリアで、山深いリゾートのムードを満喫する。

逆サイドからパブリックスペースを見たCG。
南側の快活な雰囲気の庭と北側にある深い緑の両方を楽しめるように、ガラスを多用した。二層吹き抜けのダイナミックな空間は、渡り廊下の上部にトップライトを設けることで、縦方向の抜け感を演出すると共に、暗くなりがちな北側に光を届ける。

フォーマルな空間とプライベートな空間は分けたいとの希望から、ファミリールームを設けたプラン。床や天井の仕様は隣接したパブリックスペースと同じだが、基調を白にすることで柔らかい雰囲気に。

寝室を兼ねた書斎はリモートワークをする際に、ベッドが視界に入らないように考慮した。書斎は木を多く取り入れたウッディな味わい。別荘全体の雰囲気は統一させているが、それぞれの空間で異なるインテリアが味わえる。