風景を飛翔する家
SECONDHOUSE
SECONDHOUSE
- LOCATION :
- 静岡県
- STRUCTURE :
- RC
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GRAPHICS01
海と山が見えるロケーションを最大限に楽しむため、外観は展望台のような形状とした。その隣にはガレージ棟がある。1フロアの天井高が約5mの3層構造とし、1階と2階の床面積を小さくして最上階が大きくせり出し、パノラマの景色をより効果的に取り込むよう、小さな箱の上に大きな箱を45度回転させた。小さな箱にあたる1階2階は杉板を転写させたコンクリートの打ち放ちとし、木立をイメージしている。
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GRAPHICS02
エントランスは外観のモダンな印象から一転したナチュラルなイメージのインテリアに仕上げ、予想を裏切る意外性を持たせた。しかし、奥にあるエレベーターを覆うのは、外観と同じ杉板を転写させたコンクリートの打ち放し。内外で同じ素材を使うことで、つながりを持たせている。また、エレベーターを覆っているため1階から3階まで真っ直ぐに伸びるその姿は、大樹の幹をイメージさせた。
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GRAPHICS03
最上階の3階にあるLDKの一角には、バーコーナーを設置した。眼下には市街の灯り、ロマンチックに灯る夜景を眺めながらお酒を嗜む。まるで、ホテルのラウンジバーのような空間を叶えた。完成した空間も、CGと変わらないハイセンスな空間。
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GRAPHICS04
和室は海に向かう開口を敢えて地窓とした。大きな開口を設けても空の景色が大きくなるため、地窓で余白をカット。開口から見せた景色は、海がパノラマで広がっているように見える。見せたい部分にフォーカスさせることで、その景色を際立たせる設計。CGでは開口部には木が生い茂っているが、海を見せることを目的としたため、開口を遮る枝葉を落とし、完成した建物は海を臨む開口を叶えている。また、重なる天井は波をイメージし、眺望とインテリアをリンクさせている。