海が見える別荘のデザインを成功させるための外観と内装のコツ
2025.9.4
別荘
Earnest architects
海が見える別荘は格別な存在です。窓の外に広がるオーシャンビューは、日常の喧騒を忘れさせ、心を解きほぐす豊かな安らぎを生み出します。そんな海辺の別荘は“非日常を愉しむ拠点”として求められるケースが増えています。本記事では、海が見える別荘の魅力とともに、建築の際に考慮すべき点や具体的な事例をご紹介し、理想の住まいづくりを後押しします。
目次
海が見える場所に別荘を建てることのメリット
海の見える別荘は、窓から広がる景観やリゾート感に包まれる非日常の時間、さらには資産性まで、多様な価値を兼ね備えています。ここでは、海が見える場所に別荘を建てることのメリットをご紹介します。
海の景観を楽しめる
海辺の別荘の魅力の一つは、窓の外に広がるオーシャンビューを日常的に堪能できることです。海は時間帯や天候、季節によっても海辺の表情が変化するのも特徴です。
朝は潮風と波音に心を整え、夕暮れには空と海が織りなす鮮やかなグラデーションに感動し、夜は月光に照らされた幻想的な輝きに包まれます。晴天のきらめきや雨の日のドラマチックな景観、春の穏やかな潮風から冬の澄んだ空気まで、刻々と移ろう景色は訪れる人の心を豊かに潤し、特別なひとときを与えてくれます。
また、海の景色には心を穏やかに整える不思議な力があります。青い水平線や波のゆらぎは、人に安心感と解放感を与え、ストレスを和らげる効果があるといわれています。実際に海を眺めることで副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がりやすくなるという研究もあります。海の景色を大開口の窓やデッキなどを通して暮らしに取り込むことで、このリラックス効果を日常の中で享受できます。海を眺める時間は、住まいにおける最高の癒やしの習慣となります。
リゾート気分を味わえる
海辺の別荘は、リゾート気分を味わえるというメリットもあります。
窓の外に広がる水平線や潮風、波音は、都会の喧騒を忘れさせ、まるで高級リゾートに滞在しているかのような解放感をもたらします。
テラスやバルコニー、インフィニティプールなどを計画することで、内と外がシームレスにつながる贅沢な空間を実現。アウトドアリビングでは、暖炉や焚火の炎を囲みながら語らい、バーベキューを楽しむなど、非日常の空間が家族や友人との特別なひとときを演出します。こうした時間は日々の疲れを癒すだけでなく、心にゆとりを生み、新たな発想やひらめきをもたらすきっかけにもなります。海辺の別荘は、まさに「暮らしを豊かに彩るリゾート空間」といえます。
気軽にマリンスポーツやレジャーを楽しめる
海辺の別荘に暮らす魅力の一つは、マリンスポーツやレジャーを快適に楽しめることです。移動の手間や時間をかけずに海へ出られるため、好きなタイミングでアクティビティを満喫できます。サーフィンやSUP(サップ)、釣りやスキューバダイビングなどのアクティビティを楽しめる他、水上バイクやヨットなどの操縦など、海のレジャーを楽しめます。
海辺の別荘なら、専用ストレージやガレージを備えることで、道具の出し入れもスムーズ。屋外シャワーや洗い場を設けることで、アクティビティ後も快適に室内へ移動できます。
マリンスポーツや海のアクティビティを楽しめる環境が整うことで、気軽にリフレッシュが行えます。
資産価値を維持・向上の可能性がある
海が見える別荘は、希少性の高さから資産価値を保ちやすい傾向にあります。美しい景観や恵まれた立地条件を備えると、将来的に売却をする際にも魅力的な資産として評価されやすいのです。
具体的には、海に近い場所で眺望に優れていること、周辺に温泉やゴルフ場といったリゾート施設が整っていること、主要都市からアクセスしやすいことなどが価値を維持する要素となります。建物自体の状態が良好だと、さらに評価が高まります。
ただし、築年数や需要、地域の市況によっても不動産の価格は変動します。売却を視野に入れる場合は、タイミングも大切です。
魅力的な別荘の実例は下記からご覧いただけます。
海が見える場所に別荘を建てる際のデメリット
海の見える別荘にはさまざまな魅力やメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットもあります。自然環境に近いからこその課題を理解し、対策を講じることが快適な暮らしにつながります。
塩害によって建物が劣化しやすい
海辺に建つ別荘は、塩害による影響を受けやすいのが特徴です。塩害とは、潮風に含まれる塩分が建物や設備を劣化させる現象を指します。塩害の影響を受けると、金属部分はさびやすく、木材は腐食しやすくなる他、外壁や塗装の剥がれ、コンクリートのひび割れ、ガラスの曇りといったトラブルも起こりやすくなります。
特に屋根や外壁、窓・サッシ、バルコニー、配管だけでなく、室外機や車、自転車などもさびやすいため注意が必要です。
建材の種類や構造、立地条件によって劣化の進行スピードは異なるため、設計段階から塩害対策を考慮し、定期的なメンテナンス計画を組み込むことが大切です。
湿度が高くなりやすい
海辺の別荘は、潮風の影響もあり一年を通じて湿度が高くなりやすい環境にあります。特に夏は蒸し暑さやカビの発生、冬は結露による家具や建材の劣化などが懸念されます。湿度が過剰になると木材の腐朽や金属の錆び、衣類や調度品の傷みが進みやすく、建物の耐久性や快適性に大きく影響します。そのため設計段階からの対策が欠かせません。例えば、通風を考慮した開口部の配置、庇や軒による直射日光や雨のコントロール、さらに除湿機能を備えた空調や調湿建材の採用が効果的です。湿度を適切に管理することで、海辺ならではの心地よい暮らしを長く楽しむことができます。
自然災害のリスクが高い
海が見える場所に別荘を建てる場合、自然災害のリスクを念頭に置く必要があります。津波や高潮といった海に近い場所ならではの災害に加え、台風による強風や大雨などが発生する恐れもあります。これらは浸水や建物の損壊を引き起こし、場合によっては命に関わる事態にもなりかねません。
海辺の別荘のリスクを理解した上でハザードマップ等で液状化や土砂崩れの危険が無いかなども確認し、安全性を考慮した立地選びを行いましょう。建築では基礎を高く設けて浸水被害を防ぐ、高耐久の屋根材やサッシを採用する、耐風性を高める構造計画を行うなどが有効です。非常時の避難経路やライフラインの確保も含め、敷地条件に応じた防災設計を行うことで、安心して長く暮らせる海辺の別荘が実現します。
利便性が低い可能性がある
海辺の別荘には非日常を楽しめる魅力がある一方で、利便性の面では注意が必要です。多くの場合、都市部に比べてスーパーや病院などの生活施設が少なく、買い物や医療へのアクセスに不便さを感じることがあります。最寄りの駅や高速道路から距離があるケースも多く、移動時間や交通事情を考慮することが大切です。また、建築や維持管理の面でも、資材や工事業者の手配に時間やコストがかかりやすく、塩害や湿気による劣化の早さから都市部以上に定期的なメンテナンスが求められます。こうした利便性の低さは、海辺という特別な立地ならではの課題であり、別荘を計画する際にはライフスタイルや利用頻度に合わせて十分に検討することが重要です。
海が見える場所に別荘を建てる際に押さえておくべきポイント
海辺の別荘は魅力にあふれていますが、快適に過ごすためには注意点を押さえておくことが欠かせません。ここでは、立地条件や法的規制、建物の仕様など、別荘を建てる前に確認すべきポイントをご紹介します。
適した立地条件を理解する
海辺の別荘は、どのように利用するかによって適した立地条件が変わります。例えば、週末や短期滞在を中心に使う場合は、都市部からのアクセスが良く、日常的に通いやすいエリアが最適です。一方で長期滞在や移住を視野に入れる場合は、買い物施設や医療機関など生活インフラがある程度整ったエリアが適しています。また、マリンスポーツを楽しみたい方にはビーチに近い立地が魅力ですが、眺望や静けさを重視するなら、高台や傾斜地などの落ち着いた環境が理想です。用途に応じた立地選びこそ、快適で安心できる別荘計画の第一歩となります。なお、最終的には現地に足を運び、実際の立地状況を確かめることが大切です。
自然公園法の指定区域内かどうかを確認する
別荘を建てる際には、その土地が自然公園法の指定区域内かどうかを確認する必要があります。自然公園法とは、国立公園・国定公園・都道府県立自然公園などの自然環境を保護するための法律であり、区域によって建築の可否や条件が定められています。
特別保護地区や第1種特別地域では建築が原則禁止であり、第2種・第3種特別地域や普通地域でも事前に許可を得なければならないケースがあります。規制内容は細かく、外観や建材の選定にまで影響を及ぼす可能性もあります。
土地を購入する前に希望の建物が建てられるのか、確認しておくことが大切です。詳細については自治体や専門家に相談してください。
目的に応じて広さや間取りを決める
海辺の別荘を計画する際には、利用目的に応じて適した広さや間取りが異なります。
家族や友人と大人数で過ごすなら、リビングを中心としたパブリックスペースを広く確保し、ゲストと動線が被らないように水まわりなどを分散配置することで快適に過ごせます。一方、夫婦や個人の滞在を想定する場合は、生活動線をコンパクトにまとめ、景観を取り込む窓配置やテラスを重視するのが有効です。サーフィンや釣りなど趣味を楽しむ方には、屋外シャワーや専用収納をエントランス近くに設けるなど、用途に直結したゾーニングが役立ちます。広さや間取りを「誰が」「どう過ごすか」に沿って設計することで、非日常の時間をより快適に演出できる別荘が実現します。
建物の仕様や設備にこだわる
海辺に建つ別荘では、建物の仕様や設備にこだわることが快適な暮らしのために欠かせません。具体的には以下の通りです。
●塩害対策:外壁や屋根、サッシや建具など耐久性を高める仕様
●湿度管理:高機能な換気システム、室外機など塩害対応設備の導入
●安全・安心の設備:非常用電源や蓄電池、リモート管理できるセキュリティシステムなどの防犯設備
その他にもマリンスポーツや海水浴を楽しむライフスタイルに合わせて、アウトドア用品を収納できる大きなスペースや、海から戻った際に使える屋外シャワーを設置すると利便性が高まります。仕様や設備にこだわることで、リスクを軽減しつつ快適な暮らしが叶えられます。
海が見える別荘のデザインを成功させるための外観と内装のコツ
海が見える別荘の最大の設計ポイントは、海の景観を最大限に取り込む大開口窓の設計です。窓の大きさだけでなく、視線の高さやフレームの納まり、室内からの動線を踏まえて配置することで、海が日常の風景として溶け込みます。床から天井までのフルハイトサッシや、コーナーを開放する窓構成を採用することで、室内にいながら水平線の広がりを感じられる空間となります。
外観デザインでは、海の景観を主役として際立たせる、洗練されたモダンなデザイン要素が効果的です。直線的でシンプルなフォルムや、陰影を生む庇・壁の構成によって、建物は風景の背景として静かに佇みます。素材も、コンクリートや左官、金属などを適度に用い、光や空の色を受け止める表情を持たせることで、時間帯によって異なる印象を楽しめます。
海の青や空の色を引き立てる内装のカラーコーディネートは下記が参考になります。
| 内装要素 | 推奨カラー | 効果・理由 |
|---|---|---|
| 壁 | オフホワイト/グレージュ | 青の鮮やかさを際立たせ、反射光で室内を明るく保つ |
| 天井 | ピュアホワイト〜淡いグレー | 空との連続性が生まれ、開放感が増す |
| 床 | サンドベージュ/ライトグレー/淡色木 | 海辺の砂や岩を連想させ、景色と自然につながる |
| 建具 | グレージュ/淡いブラウン | 壁より一段濃くし、空間に奥行きを与える |
| 家具 | ベージュ/トープ/チャコール | 視線を遮らず、景色を主役に保つ |
| カーテン | ホワイト/生成り | 光を柔らかく透過し、空の色を室内に取り込む |
| 金属アクセント | シャンパンゴールド/ブロンズ | 日差しと調和し、さりげない上質感を演出 |
海が見える立地では、専門的な知識が乏しい場合、内装に青を多用しないことをおすすめします。取り入れる場合はクッションやアートなど小さな面積で使用し、グレイッシュブルーやくすみ系など、外の海色より一段トーンを落とすことで、外の自然色が最も美しく映えます。海の青や空の色を引き立てる内装は、「色を足す」デザインではなく、「色を引き算する」デザインです。
塩害湿度対策:海沿いの厳しい環境から建物を守る設計
海に近いエリアでは、潮風に含まれる塩分による腐食(塩害)が、外壁・屋根の劣化を早めます。そのため、外壁材や屋根材の選定では、塩害に対する耐久性を前提に考える必要があります。
【外壁材一覧】
| 外壁材 | 塩害耐性 | 特徴・ポイント |
|---|---|---|
| RC(打放し・塗装) | ◎ | 鉄筋かぶり厚と適切な防水塗装で高い耐久性。海沿い高級住宅の定番 |
| タイル貼り | ◎ | 塩分の影響を受けにくく、劣化しにくい。目地材・下地処理が重要 |
| 左官仕上げ(塗り壁) | ○ | 通気工法+高耐候塗材で対応可。定期メンテナンス前提 |
| ガルバリウム鋼板 | ○ | 耐食性は高いが、沿岸部では高耐食仕様を推奨 |
外壁・屋根ともに防水層を紫外線や塩分から守る仕上げとし、金属部は耐食仕様を採用。定期点検と更新を前提に計画することが、長期的な耐久性と資産価値を支えます。
高湿度への対策としては、換気計画と断熱計画を一体で考えることが重要です。海沿いの別荘では、外気を取り込みすぎない計画的な換気と、湿気を溜め込まない断熱構成が求められます。室内の空気環境を安定させ、結露やカビの発生を抑えた快適な居住空間を実現できます。
また、手すりや庇、建具まわりなどに用いられる金属部分は、腐食への配慮が不可欠です。ステンレスやアルミなど耐食性の高い素材を選定し、仕上げや固定方法にも工夫を施すことで、見た目の美しさを保ちながら耐久性を高めることができます。こうした環境条件に即した素材選定と設計の積み重ねが、海沿いという特別な立地でも、快適な別荘ライフを叶えてくれます。
非日常感を高める海が見える別荘の照明計画と空間演出
海が見える別荘における照明計画は、空間を照らすための設備ではなく、非日常の時間を演出するための設えです。昼は自然光と海の色を主役に、夜は光の重なりによって静かな高揚感を生み出すことで、別荘ならではの特別な体験が完成します。
夜の海を美しく見せるための外部照明のテクニックとして、テラスや庭、バルコニーでは、海側を過度に照らさず、足元や壁面、植栽をやわらかく照らすことで、暗がりの先に海の気配が浮かび上がります。視線の邪魔にならない低い位置の照明や間接光を用いることで、夜景と建築が一体となった落ち着きのあるシーンが生まれます。
室内では、間接照明と調光システムを組み合わせたリラックス空間を演出します。天井や壁、床のラインに沿って光を仕込み、必要以上に明るくしないことで、素材の質感や陰影が際立ちます。シーンに応じて明るさを切り替えられる調光計画とすることで、食事、語らい、静かなひとときといった滞在のシーンに合わせた空間演出が可能になります。
さらに、別荘らしいインフィニティプール・水盤を建築デザインに取り込むための設計テクニックを活用します。
インフィニティプールの設計テクニック
- 1. 景色と溶け合う「消えるエッジ」
- ●海・空と同系色のタイルを使用
●水面と地平線が一直線に見える高さ設定
●プール縁を極限まで薄く見せるディテール
- 2. 室内と連続する水景
- ●リビング床レベルと水面を揃える
●大開口サッシ越しに水面を室内へ引き込む
●床・壁の素材を屋内外で統一
- 3. プール=外部リビングの一部
- ●デッキ・テラス・屋外ソファと一体計画
●プールを「眺める」「浸かる」両義的存在に
●夜は照明で水面を“空間要素”として機能させる
水盤(リフレクティングプール)の設計テクニック
- 1. 建築を映す「鏡」としての水盤
- ●玄関アプローチや中庭に配置
●水深は浅く、波立ちを抑える
●ファサードや軒を映り込ませる構成
- 2. 内外をつなぐ視線誘導装置
- ●玄関→中庭→リビングへ水盤を連続させる
●水面のラインで自然に視線を誘導
- 3. 夜景を完成させる水の舞台
- ●水中照明+建築照明の反射を計算
●揺らぎを抑えた静かな水面
●植栽や壁面を柔らかく映す
水面に映り込む光や、プール越しに連続する海の水平線は、昼とは異なる幻想的な表情を生み出します。水と光、建築が呼応する構成とすることで、夜の別荘は単なる滞在の場を超え、記憶に残る非日常空間へと昇華します。
景観とプライバシーを両立させる間取りと外部空間の設計
海が見える別荘では、開放的な眺望を享受しながらも、周囲の視線から守られたプライベート性が求められます。その両立を図るためには、周囲からの視線を遮りながら開放感を維持する窓の配置が挙げられます。
周囲からの視線を遮りつつ開放感を保つためには、開口部を内側に引き込むようにテラスやバルコニーを設けたり、庇や左右の壁を立ち上げることで、上部や斜め方向からの視線をコントロールします。こうした構成は、海に向かって視線を導きながらも、外部からの干渉を和らげる効果をもたらします。
海を望むテラスやバルコニーは、眺望を楽しむための場であると同時に、プライバシー性を高める装置としても機能します。室内と床レベルを揃えたフラットな構成とし、手すりや腰壁、笠木の高さを、視界を遮らない寸法や素材に整えることで、海の広がりを切り取ることなく、視線がその先へと自然に抜けていきます。こうした海を眺めるための最適なテラスやバルコニーのデザインを取り入れ、バルコニーやデッキをリビングと一体的に計画することで、内と外の境界は曖昧になり、雄大な海と連続する別荘ならではの空間体験が生まれます。
資産価値と安全性を維持するための別荘管理セキュリティ対策
海が見える別荘は、非日常の豊かさを享受できる一方で、常時居住しないからこそ、適切な管理と安全への配慮が求められます。とくに海沿いでは、自然災害と防犯の両面を見据えた建物構造の検討が欠かせません。
強風や塩害、飛来物への耐性が求められる環境においては、RC造(鉄筋コンクリート造)が有効な選択肢となりますが、立地条件や仕様を適切に最適化することで、木造や鉄骨造も十分に対応可能です。
防犯面では、外部からの侵入経路を整理した開口計画が重要です。1階の開口部は必要最小限に抑え、高窓を活用することで、採光とプライバシーを両立させます。通路のない海側は大胆に開放し、道路や隣地に面する陸側は閉じることで、眺望と防犯性を両立した構成とします。
別荘の資産価値を長期的に維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。基本的な考え方は以下の通りです。
●壊れてから直すのではなく、「劣化する前に整える」
●美観・性能・安全性は同時に低下する
●別荘は「建物+環境(塩・湿気・紫外線)」として捉える
●設備は「使用しなくても劣化する」
これらを踏まえた、別荘に適した管理体制として、以下のような取り組みが有効です。
●年1回の総合点検(建築・設備)
●季節前(夏・冬)のスポット点検
●不在期間中の巡回管理・換気
●修繕履歴の記録・蓄積
さらに、不在時の安心感を高めるためには、遠隔監視システムの導入が効果的です。防犯カメラや各種センサー、スマートロックを組み合わせることで、離れた場所からでも別荘の状況を把握できます。異常を即座に通知する仕組みを整えることで、利用頻度の低い別荘であっても、高い安全性を維持することが可能です。
アーネストアーキテクツが手掛けた海が見える邸宅の施工事例
建築設計事務所のアーネストアーキテクツは、海辺という特別な環境を生かした邸宅を数多く手掛けてきました。美しい景観と調和しながらも、快適な暮らしを実現可能です。ここからは、海が見える邸宅の施工事例をいくつかご紹介します。
青のグラデーションを臨む
海を望む絶好のロケーションに、インフィニティプールを中心とした別荘を実現したプロジェクトです。塩害や台風への配慮から外観はシンプルにまとめ、開口部は深い庇の奥に設置しシャッターで保護。見晴らしの良い3階LDKからはプールと海が連続する圧巻の景色を楽しめます。内装は木材と石材を調和させたナチュラルテイストでリゾート感を演出し、主寝室やゲストルームはブルーを基調に非日常のくつろぎを提供。細部まで設計を調整し完成度の高い別荘を実現しました。
海と対峙するセカンドハウス
海が目の前に広がる絶好の立地に建つこの別荘は、オーナーの希望により会社の保養施設としても活用できる設えとなっています。敷地の高低差を生かして各室の高さを調整することで、開口からは余計なものが映り込まない純粋な海の眺めを実現しました。
外観は白い壁を7方向に角度を変えて構成し、太陽光による陰影の変化を楽しめる造形美を追求。温水仕様の屋外プールやパーティールーム、ホームジム、サウナ、岩盤浴、マッサージルームまで備え、まるでリゾートホテルに滞在しているかのような心地良さを叶えています。
海と過ごす週末住宅
海との一体感を大切にしたこの住まいでは、建物と海の間を通るバイパス道路を視界から巧みに遮る工夫が施されています。テラスの高さや配置を調整することで、まるで海と直結しているかのような空間を実現しました。内部に足を踏み入れるとリゾートホテルのような非日常を味わえるインテリアが広がり、どの場所からも海を眺められる設計となっています。
リビングのソファに腰かけると、テラス越しに海の景色が広がり、格別の開放感を味わえます。さらにテラスにはバーベキューグリルを設けており、全開口サッシを開け放つことでダイニングとテラスを一体化させ、大人数での食事の場としても活躍します。
海が見える別荘で特別な時間を味わおう
美しい景観やリゾート気分などを味わえる海が見える別荘は、他では得られないさまざまな価値を持っています。ただし海に近い場所ならではのリスクもあるため、建築に当たっては立地条件や設備仕様を慎重に検討することが大切です。
アーネストアーキテクツは、高級住宅・別荘建築を得意とする建築設計事務所です。
これまで数多くの海辺の別荘を手掛けてきました。海辺の別荘で最も重要なのは、ロケーションを最大限に活かす設計です。水平線や海景を最大限に取り込む大開口やテラスの配置、眺望を意識した階層構成により、室内から海を一体的に感じられる空間を実現。大胆な発想と繊細な設計で、自然と調和した住まいをご提案します。海が見える場所で別荘を建てたいとお考えの方は、ぜひアーネストアーキテクツの別荘建築事例をご覧ください。建築のご相談もお気軽にお問い合わせください。