2026.1.28

高級住宅街

Earnest architects

渋谷区の高級住宅街は、東京屈指の都市機能を享受しながらも、落ち着きと品格を備えた住環境が形成されている点が大きな魅力です。なかでも、松濤、神山町、広尾、南平台町、富ヶ谷などは、表参道や六本木といった都市機能の集積地に近接しながらも、静穏で品格のある街並みが保たれてきました。

本記事では、渋谷区を代表する高級住宅街を取り上げ、それぞれの街の歴史や周辺環境、住まいとしての魅力などを丁寧にひも解いていきます。「渋谷区で高級住宅を建てたい」「渋谷区の高級住宅街の違いを理解したうえで土地選びをしたい」とお考えの方に向けて、邸宅づくりの指針となる情報をお届けします。

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渋谷区にある高級住宅街

東京都渋谷区は、JR各線や東急東横線・田園都市線、京王井の頭線、東京メトロ各線が乗り入れる、都内有数の交通利便性を誇るエリアです。商業・文化の中心地として知られる一方で、区内には落ち着いた高級住宅街も点在し、長年にわたり高い評価を受けてきました。
再開発が進む渋谷駅周辺とは対照的に、高級住宅街では景観や住環境が守られています。渋谷区の高級住宅街では土地価格が年々上昇傾向にあり、平均坪単価や地価も都内屈指の水準を維持しています。立地の希少性に加え、住宅地としての成熟度の高い渋谷区は、資産価値の面でも注目されるエリアです。ここからは、渋谷区の代表的な高級住宅街である、松濤・神山町・広尾・南平台町・富ヶ谷それぞれの特徴をご紹介します。

松濤

松濤(しょうとう)は、渋谷区を代表する高級住宅街として広く知られているエリアです。渋谷駅から徒歩圏に位置しながら、一歩街に入ると喧騒から切り離されたような静謐な空気が流れ、ゆとりある敷地に建つ邸宅が連なります。
歴史ある土地としても知られており、江戸時代には紀州徳川家の下屋敷が置かれ、明治維新後は佐賀藩鍋島家の茶園として利用されていました。「松濤」という地名は、この地で生産されていた茶の名に由来しており、土地の成り立ちそのものが格式を物語っています。
エリアの大部分は第一種低層住居専用地域に指定されており、建物の高さや建ぺい率、容積率には厳しい制限があります。そのため、一軒一軒の敷地は広く確保され、周囲の景観と調和した街並みが維持されています。店舗やオフィスの建築が抑制されていることも、住環境の静けさと品位を支える重要な要素です。
文化的環境の充実も、松濤ならではの特徴です。松濤1丁目には陶磁器専門の戸栗美術館があり、松濤2丁目には松濤美術館が立地し、日常の延長で美術や工芸に触れることができます。さらに、渋谷駅近くでは東急百貨店本店跡地の再開発が進められており、新施設内には「Bunkamuraザ・ミュージアム」が整備される予定です。これにより、松濤エリア周辺は今後も文化・芸術の拠点としての価値を高めていくことが期待されています。
自然環境にも恵まれており、松濤2丁目には水車と池を備えた鍋島松濤公園が整備されています。足を延ばせば代々木公園にもアクセスでき、都心にありながら緑に触れる時間を日常に取り入れることが可能です。最寄り駅は渋谷駅で、鉄道・バスともに利便性が高く、都内各所への移動も円滑です。
歴史と静けさを礎にしながら、周辺では新たな文化拠点の整備も進む松濤は、成熟した住環境と将来性を併せ持つ、渋谷区屈指の高級住宅街です。

神山町

神山町は松濤に隣接する高級住宅街で「松濤・神山町エリア」として一体的に語られることも多い場所です。渋谷駅から徒歩圏にありながら、周囲には落ち着いた空気が流れています。渋谷駅の喧騒から少し離れた、神山町・富ヶ谷・宇田川町周辺の閑静でおしゃれなエリア「奥渋(おくしぶ)」としても注目を集め、静かな住宅地としての品格と、都市文化の先端性が共存する街へと進化しています。
周辺には代々木公園や明治神宮といった都内有数の大規模緑地があり、都心にいながら自然を身近に感じられます。特に代々木公園は身近な存在で、ドッグランで愛犬と過ごしたり、散策や軽い運動、休日のリフレッシュができ、多様な過ごし方を受け止めてくれます。
エリアの多くは第一種低層住居専用地域に指定されており、建築物の高さや敷地面積には厳格な制限があります。一区画ごとの敷地にゆとりがあり、高層建築が抑えられているため、街全体に空の広がりを感じられる景観が保たれています。加えて、山手通りや井の頭通りに近く、車での移動もしやすい立地で、首都高速中央環状線へのアクセスも良好です。
また、周辺には各国大使館が点在し、国際色のある落ち着いた雰囲気が街に品位をもたらしています。教育環境の面でも評価が高く、慶應幼稚舎、青山学院初等部、東京女学館小学校といった私立小学校を含む教育施設が通学圏内に収まる点も、長く住まう場所として選ばれる理由のひとつです。

広尾

広尾は、渋谷・恵比寿・青山・六本木といった都心の主要エリアに囲まれた立地にありながら、落ち着いた住環境が保たれてきた高級住宅街です。広尾駅前を走る外苑西通りを軸に、東側は南麻布、西側は広尾の住宅地が広がり、広尾は1丁目から5丁目まで奥行きのある街構成を形成しています。
駅前の広尾商店街を抜けると、次第に高台へと続く坂道が現れ、2丁目から3丁目にかけて閑静な高級住宅地が広がります。この一帯は第一種低層住居専用地域に指定されており、建物の高さや用途には厳しい制限が設けられています。大規模な商業施設や繁華街は無く、街全体に上質で穏やかな空気が流れています。

広尾のもう一つの魅力は、国際色の豊かさにあります。周辺にはフランスやドイツ、スイスをはじめとする各国大使館が点在し、それらと調和するようにデザイン性の高い高級マンションや邸宅が建ち並びます。こうした環境が、広尾ならではの洗練された街の表情を形づくっています。
交通面では、東京メトロ日比谷線の広尾駅に加えて恵比寿駅も徒歩圏にあり、JR山手線や湘南新宿ラインの利用が可能です。六本木へは一駅、渋谷へも短時間でアクセスでき、バスの路線も充実しており、目的地に応じた移動手段を柔軟に選べます。
教育環境の充実度も広尾が支持され続ける理由のひとつです。聖心女子大学や慶應義塾幼稚舎、東京女学館などの名門校が近辺に集まり、教育への意識が高い家庭から安定した評価を得ています。

南平台町

南平台町は、渋谷区の南西部に位置する高級住宅街で、渋谷駅から徒歩圏内の距離にありながら、喧騒とは距離を保った落ち着いた住環境が形成されています。桜丘町や鉢山町、さらに目黒区とも隣接しており、都心の利便性と静謐な暮らしを両立できる立地として、長年にわたり評価されています。
地名の由来は「道玄坂を上った先に広がる平坦な高台であること」そして「神泉谷の南側に位置していること」に由来するといわれています。実際に街を歩くと、起伏に富んだ渋谷の地形の中で、南平台町が穏やかな高台に形成されていることを実感できます。この地形が、南平台の街全体に開放感と落ち着きをもたらしています。
歴史をたどると、江戸時代には田畑や森林が広がるお屋敷街であり、明治半ば以降、その眺望の良さが注目され、多くの上質な住宅が建設されてきました。目黒や品川方面を望める立地は、当時から特別な価値を持つ場所として認識されていたといえます。かつて内閣総理大臣を務めた岸信介や三木武夫の私邸があったことでも知られ、南平台町が培ってきた格式を物語っています。
また、南平台町は国際色の豊かさも特徴の一つです。中渋谷教会や聖ヶ丘教会といった教会に加え、マレーシア大使館やアラブ首長国連邦大使館などがの大使館が立地し、多様な文化を受け入れる、国際的な品位が街全体に漂っています。

交通面では、町内に駅こそありませんが、徒歩圏内に渋谷駅や神泉駅、代官山駅があり、複数路線を柔軟に使い分けることが可能です。渋谷駅は都内各所へのアクセスに優れている他、神泉駅からは井の頭線で下北沢や吉祥寺方面へ、代官山駅からは東横線で都心や横浜方面へと移動できます。
さらに、南平台町に隣接するセルリアンタワーには、ホールや文化施設が集積しており、音楽や舞台芸術を身近に楽しめる環境が整っています。加えて、地域全体で防犯や環境美化への意識が高く、町会が警察や行政と連携しながら、違法駐車や放置駐輪、受動喫煙対策などに継続的に取り組んでいる点も、安心して暮らせる裏付けとなっています。

富ヶ谷

富ヶ谷は渋谷区の中西部に位置し、都心に近接しながらも落ち着いた住環境が守られてきた高級住宅街です。1丁目と2丁目からなり、両エリアの間を山手通りが走っています。山手通りと井の頭通りが交差する富ヶ谷交差点は交通の要衝でありながら、周辺には過度な賑わいはなく、穏やかな空気が街全体を包んでいます。徒歩圏には代々木公園が広がり、日常の延長として散策やピクニックを楽しめ、さまざまなイベントも開催されており、都心にありながらリフレッシュできる環境も、この街の大きな魅力です。
富ヶ谷一帯は、感度の高い文化や飲食が集積する「奥渋」エリアの一角としても知られています。ただし、街の大部分は住宅地で構成され、第一種低層住居専用地域に指定されています。敷地面積の最低限度が定められているため、建物が過度に密集することなく、ゆとりある街並みが形成されています。
交通の利便性の高さも、富ヶ谷の魅力を語る上で欠かせません。最寄り駅は、小田急小田原線の代々木八幡駅と、東京メトロ千代田線の代々木公園駅です。代々木八幡駅から新宿方面へ、代々木公園駅からは表参道・赤坂・大手町方面へとダイレクトにアクセスでき、複数路線を使い分けることで都心での移動が非常にスムーズです。
生活利便性の面でも、富ヶ谷はバランスの取れた環境です。周辺にはスーパーマーケットが点在し、日常の買い物に不自由することはありません。さらに、街の随所には個性的なショップや隠れ家のような飲食店が点在し、感度の高い文化が静かに根付いています。



アーネストアーキテクツが手掛けた渋谷区に似合う設計事例

渋谷区は、用途地域や景観への配慮、限られた敷地条件など、設計に高度な判断が求められる高級住宅街が数多く集まるエリアです。
当社アーネストアーキテクツは、松濤・神山町・南平台町・広尾・富ヶ谷といった渋谷区の高級住宅街において、数多くの設計実績を重ねてきました。敷地特性や周辺環境を丁寧に読み解きながら、意匠性に偏ることなく、プライバシー性や動線、将来を見据えた可変性まで含めた設計姿勢が、渋谷区で住まいづくりを検討される方々から支持を受けています。
ここからは、アーネストアーキテクツが手掛けた渋谷区に合う、高級住宅の施工事例をご紹介します。

コートハウス

渋谷区の高級住宅街は、都心にありながら落ち着いた住環境が守られている一方、敷地条件や周辺からの視線への配慮が欠かせません。コートハウスは、外部に対しては閉じ、内側に豊かさを取り込むことで、都市の密度と私的空間の静けさを両立する住まいです。中庭を住まいの中心に据えることで、採光や通風を確保しながら、外からの視線を気にすることなく開放感を享受できます。松濤や神山町、南平台町といった成熟した住宅地において、渋谷区ならではの環境条件を活かした住まいです。

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曲線のある家

渋谷区は起伏のある地形や変形敷地も多く、画一的な直線だけでは周囲と調和しにくい場面も少なくありません。曲線を取り入れた住まいは、敷地形状や街並みに対して柔らかく応答し、圧迫感を抑えながら上質な存在感を生み出します。視線の流れや動線をなめらかにつなぎ、空間に奥行きと余白をもたらすことで、感覚的な心地よさが積み重なっていきます。松濤・神山町エリアのように、景観と調和と個性のあるデザイン性の両立が求められるエリアにおいて、曲線のある家は静かに差別化を図る建築表現です。

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ガレージハウス

渋谷区の高級住宅街では、車移動を前提とした暮らしも多く、ガレージは単なる付属機能ではなく、住まいの質を左右する重要な要素となります。ガレージハウスは、愛車を美しく収めるだけでなく、住空間と一体的に計画することで、暮らしの動線や日常の所作までも整えていきます。外観デザインの一部としてガレージを組み込み、プライバシーや防犯性にも配慮することで、都市型住宅にふさわしい完成度が生まれます。南平台町や広尾など、利便性と格式を兼ね備えた立地において、ガレージハウスは渋谷区の住まい方を象徴する存在です。

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渋谷区の高級住宅街に理想の邸宅を実現しよう

渋谷区に点在する高級住宅街は、それぞれが異なる歴史や環境を背景に、独自の魅力を育んできました。松濤の静謐さ、神山町や南平台町の落ち着き、広尾の国際性、富ヶ谷の自然との近さは、いずれも上質な暮らしを支えるための重要な要素です。
こうしたエリアで理想の邸宅を実現するためには、土地の特性や周辺環境を深く理解し、住まう方の価値観を丁寧に反映させた設計が欠かせません。アーネストアーキテクツは、都市における住まいを単なる建築として捉えるのではなく、そこで紡がれる時間や体験を大切に考え、理想の住まいをご提案します。

渋谷区に邸宅を構えたいとお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。カタログ請求やショールームでのご案内も随時承っております。

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