文京区の高級住宅街とは? 本駒込や小日向、目白台の魅力や周辺施設、治安などを解説
2026.2.3
高級住宅街
Earnest architects
落ち着きと品格を兼ね備えた住環境を求める方にとって、文京区は有力な選択肢の一つです。江戸期から続く歴史や文化を背景に、緑に包まれた街並みと穏やかな空気感が守られてきました。喧騒から距離を保ちながらも、都心の利便性を享受できる点は、文京区ならではの魅力です。
本記事では、文京区の中でも高級住宅街として知られる、本駒込・小日向・目白台を取り上げ、周辺施設や治安、交通事情について解説します。記事の後半には、文京区にふさわしい高級住宅の設計事例もご紹介しています。ぜひ住まいづくりの参考としてご覧ください。
文京区にある高級住宅街
文京区は東京23区の中心部に近く、千代田区・中央区・港区といった都心主要エリアへのアクセスにも優れた立地を持つ街です。江戸時代には大名屋敷が集まり、庭園や寺社が点在する落ち着いた景観が育まれました。現在も用途地域の指定により低層の街並みが多く残り、都心の喧騒から距離を置いた穏やかな空気を享受できます。大規模な歓楽街が少なく、住宅地としての静けさが保たれている点も文京区の大きな特長です。
また、文京区の高級住宅街は、静けさに加えて教育環境の充実度でも高く評価されています。大学や名門校、学習施設が身近に集積し、通学や習い事への動線を組み立てやすく、知的で落ち着いた空気感は、世代を超えて住み継ぐ住環境としての価値を支えています。
ここからは、文京区の高級住宅街として知られる、本駒込・小日向・目白台の3エリアについて詳しくご紹介します。
本駒込の高級住宅街
文京区の本駒込周辺は、由緒ある寺社と豊かな緑に囲まれた高級住宅街です。本駒込は1丁目から6丁目まで広がるエリアで、本駒込5丁目の富士神社や、本駒込3丁目の天祖神社、吉祥寺(きっしょうじ)など、歴史を今に伝える寺社が点在し、都心にありながら穏やかな時間が流れています。周辺には千代田区・豊島区と隣接し、都心各所へのアクセス性にも恵まれた立地です。
このエリアの象徴的な存在の六義園は、江戸時代に大名である柳沢吉保が築いた名園として知られ、日本庭園の美を今に伝える存在です。春には桜、秋には紅葉が庭園を彩り、四季折々の景観を楽しめる貴重な環境が整っています。
本駒込6丁目一帯は大和郷(やまとむら)と呼ばれ、第一種低層住居専用地域に指定され、低層でゆとりのある街並みが守られてきました。敷地ごとに緑を取り入れた住まいも多く、周囲との距離感を大切にした落ち着いた景観が形成されています。
政界・財界の要人が居を構えるエリアとしても知られており、静謐さと格式を兼ね備えた高級住宅街といえます。
本駒込の子育て・教育環境
本駒込は、文京区が掲げる「文教のまち」という性格を色濃く受け継ぐエリアで、子育て・教育環境の充実度が高い住宅地として知られています。区立の小中学校は教育水準が安定しており、落ち着いた学習環境が整えられている点が特徴です。通学距離が比較的短く、子どもが無理なく日常を送れることも、子育て世帯にとって安心材料となっています。
また周辺には、大学や研究機関、図書館などの教育・文化施設が点在しており、知的な刺激を日常の中で自然に受け取れる環境があります。学びに対する意識が高い家庭が多く暮らしてきた土地柄もあり、地域全体に穏やかで落ち着いた雰囲気が育まれてきました。
富士前公園や駕籠町公園、神明都電車庫跡公園、六義公園など、大小さまざまな公園・緑地があり、自然と触れ合う時間と学びの時間をバランスよく確保できる点も魅力です。
生活と教育が無理なく結びつく本駒込は、落ち着いた環境で子どもの成長を見守りたい家庭に適したエリアといえます。
本駒込の周辺施設
駅周辺や通り沿いには、スーパーマーケットやドラッグストア、金融機関に加えて、東京都立駒込病院や順天堂医院といった大規模な医療機関から地域に根ざしたクリニックまで、医療施設も充実しています。大規模な商業施設は少ないものの、その分、人の流れが穏やかで、静かな住環境が保たれています。
文化・自然に触れられる施設も充実しています。なかでも六義園は、本駒込を象徴する存在で、四季折々の景観を楽しめる貴重な緑の拠点です。知的好奇心を満たす文化施設も多く、「東洋文庫ミュージアム」は、アジア全域の歴史と文化を体系的に伝える貴重な施設であり、研究機関を併設した専門性の高い空間です。
生活利便性と静謐な住環境、文化的な豊かさがバランスよく共存する点が、本駒込の周辺施設の魅力です。
本駒込の治安
本駒込駅周辺は、都心にありながら治安の良さが際立つエリアとして評価されています。文京区全体と比べても犯罪発生率は低い傾向にあり、落ち着いた住環境が保たれています。
大規模な商業施設や歓楽街がなく、夜間の人の出入りが比較的少ないため、街全体に穏やかな空気が流れています。住宅地が中心となっていることから、生活リズムが乱されにくく、安心感のある環境が保たれています。
本駒込の交通事情
本駒込の最寄り駅は、東京メトロ南北線の本駒込駅です。東大前駅と駒込駅に隣接しており、都心主要エリアへの移動においても実用性の高い交通環境が整っています。
新宿や渋谷方面への直通路線こそありませんが、溜池山王や永田町、目黒といったビジネスや生活の要所へスムーズにアクセス可能です。
また、徒歩圏内には駒込駅(JR山手線・南北線)や、千石駅(都営三田線)があり、行き先や時間帯に応じて路線を使い分けられる点も魅力です。山手線や三田線を活用することで、東京駅や大手町方面、池袋方面への移動の自由度が高まります。
さらに都営バスの路線も充実しており、鉄道とバスを組み合わせることで、日常の移動において選択肢が広がります。
小日向の高級住宅街
小日向は、文京区らしい落ち着きのある住宅地でありながら、自然・文化・生活利便が高い水準でそろう環境が整っています。街の随所に緑が点在し、季節の移ろいを日常の中で感じられる点は、このエリアならではの魅力です。
例えば、教育の森公園は、旧東京教育大学の跡地を活用して整備された緑豊かな公園で、広々とした敷地に四季折々の表情が広がります。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が園内を赤く染めるなど、季節の移ろいを身近に感じられる憩いの場です。また小石川植物園は東京大学附属の植物園として知られ、江戸時代に薬用植物の栽培地として設けられた歴史を持つ、日本最古の植物園です(※)。学術的価値と自然美を併せ持つ空間が、街に知的な奥行きを与えています。
さらに、江戸時代に水戸徳川家の上屋敷として造られた小石川後楽園や、徳川家康が生母の菩提寺と定めた傳通院など、歴史的資産も身近に点在し、街全体に格調をもたらしています。
生活利便の面では、茗荷谷駅前に広がる文教ガーデンがあり、マンションやオフィス、商業施設が集積しています。
※参考:小石川植物園.「小石川植物園について」.https://koishikawa-bg.jp/overview/ ,(参照2025-12-19).
小日向の治安
文京区は行政による防犯対策にも力を入れており、街灯の整備やパトロールなどが継続的に行われています。駅前には交番もあり、歓楽街や娯楽施設は限られているため夜道では静けさを感じる場面もありますが、不安を感じにくい、落ち着きと安心感が共存した住環境が整っています。
小日向の交通事情
小日向の最寄り駅は、茗荷谷駅(東京メトロ丸ノ内線)です。池袋駅までは短時間でアクセスでき、JR線や各私鉄・地下鉄への乗り換えもスムーズに行えます。さらに、丸ノ内線を利用すれば東京駅へも乗り換えなしで到達できるため、通勤・通学の利便性に優れた交通環境が整っています。
また、後楽園・本郷・大手町といった都心主要エリアへも移動しやすく、ビジネスと生活の動線を効率的に組み立てられる点は、小日向ならではの魅力です。都心近接でありながら、駅周辺の喧騒が住宅地まで及びにくい点も、落ち着いた暮らしを支えています。
目白台の高級住宅街
目白台は文京区の南西部、江戸川橋駅から神田川を越えた先に広がる高台の住宅地です。川沿いの低地とは明確に分かれた地形により、都心にありながら落ち着きと開放感を兼ね備えた住環境が形成されています。
江戸時代には大名の屋敷が構えられ、近代以降も政治・経済の中枢を担う人物たちが居を構えた由緒ある場所です。元内閣総理大臣・田中角栄の邸宅があったほか、軍人・政治家として知られる山縣有朋や田中光顕など、時代を象徴する人物たちの邸宅がこの地に置かれていました。こうした歴史の積み重ねが、目白台に独特の品格と重厚感をもたらしています。
現在でも、かつての屋敷跡や庭園の面影が随所に残り、街並みにはゆとりと緑が感じられます。その中に低層の高級住宅や、洗練された高級マンションが調和するように建ち並び、落ち着いた住環境が守られています。
歴史的背景、高台ならではの地形、そして落ち着いた街並みが重なり合う目白台は、文京区の中でも格式ある暮らしを求める方に選ばれてきた高級住宅街といえます。
目白台の子育て・教育環境
目白台は、文京区の中でも学術性と国際性が自然に息づく教育環境を備えたエリアです。
地域には、東京大学の学生や研究者が暮らす国際宿舎「目白台インターナショナル・ビレッジ」があり、国際性と学術的交流が日常に溶け込んでいます。こうした環境は、子どもたちにとっても視野を広げるきっかけとなります。
周囲には日本女子大学をはじめ、東京大学、早稲田大学、学習院大学、立教大学といった名だたる大学が生活圏内に点在しています。幼少期から高等教育まで、学びの選択肢が身近にそろっている点は、目白台ならではの大きな特長です。
また、文京区立目白台運動公園が身近にあり、多目的広場やテニスコート、ドッグランなどの施設が整備されています。休日には家族で体を動かし、自然に親しむ時間を過ごすことができ、心身の健やかな成長を支えてくれます。
目白台の周辺施設
目白台には由緒ある文化施設や庭園が点在し、日常の中で日本の美意識や歴史に触れられる環境が整っています。
中でも関口芭蕉庵は、俳聖・松尾芭蕉が一時期を過ごしたと伝えられるゆかりの地として知られています。簡素な佇まいの中に、江戸期の文化人の息遣いを感じられる場所であり、目白台の文学的背景を象徴する存在です。
また肥後細川庭園は、熊本藩細川家の下屋敷を起源とし、明治初期には熊本藩主の細川家の本邸として用いられていた由緒ある庭園です。池泉回遊式庭園の落ち着いた景観は、四季折々で表情を変え、訪れる人に深い安らぎをもたらします。
さらにホテル椿山荘東京は、江戸時代に上総久留里藩主・黒田豊前守の下屋敷が置かれていた歴史ある土地に位置しています。1878年には山縣有朋が邸宅と庭園を築き、現在の椿山荘へと受け継がれてきました。
こうした文化的資産に囲まれた目白台は、高級住宅地にふさわしい環境といえるでしょう。
目白台の治安
目白台は、文京区の中でも治安の安定した落ち着きある住宅地として知られています。大規模な商業施設や歓楽街がなく、邸宅や集合住宅を中心とした街構成であるため、夜間も人の流れが穏やかで、静かな環境が保たれています。
最寄りとなる護国寺駅周辺には、大塚警察署が所在しており、地域の防犯体制が整っています。加えて、周辺には皇族ゆかりの墓苑が所在することから、日常的に警戒・巡回が行われており、街全体に程よい緊張感と安心感が保たれています。
また、地域住民の防犯意識が高い点も特徴です。長く住み続ける世帯が多く、近隣同士の目が自然と行き届くことで、落ち着いた治安環境が維持されています。
目白台の交通事情
目白台の最寄り駅は、東京メトロ有楽町線の護国寺駅で、池袋・永田町・有楽町といった主要エリアへ直通で移動できます。都心のビジネス街や商業エリアへ乗り換えを抑えてアクセスできる点は、日常の移動において大きな強みといえるでしょう。
また、徒歩圏内には東京メトロ東西線の早稲田駅や、丸ノ内線の茗荷谷駅も利用可能です。
さらに、都営バスの路線も充実しており、文京区内や新宿・池袋方面への移動もスムーズです。
アーネストアーキテクツが手掛けた東京の高級住宅の施工事例
文京区で高級住宅を建てるためには、土地の特徴を踏まえた上で丁寧にデザイン・設計をする必要があります。建築設計事務所のアーネストアーキテクツは、文京区でも豊富な実績があり、大胆な発想と緻密な設計を両立させた住まいをご提案します。
ここからはアーネストアーキテクツが手掛ける、文京区の街並みに調和する高級住宅の設計事例をご紹介します。
ソフトモダン
文京区の住宅地では、過度に主張するデザインよりも、街並みに自然と溶け込む穏やかな佇まいが求められます。ソフトモダンの住まいは、モダンをベースとしながらも、素材の質感や色調、光の扱いによってやわらかさを持たせた設計が特徴です。
歴史ある街並みや緑と調和しつつ、現代的な快適性を備えた空間は、落ち着いた日常を大切にする文京区の暮らしに適しています。控えめでありながら完成度の高いソフトモダンは、長く住み継ぐ住まいとして高い親和性を持ちます。
曲線のある家
曲線を取り入れた住まいは、文京区の穏やかな街の空気にやさしく寄り添う存在です。直線だけでは生まれない柔らかなラインは、視線の流れや空間の連続性を生み、住まいに包容力のある表情をもたらします。
本駒込や小日向、目白台のように、落ち着いた住宅地では、曲線がもたらす静かな個性が周囲との調和を保ちながら、住まいの印象を深めてくれます。構造や動線、採光計画と一体で設計された曲線は、暮らしの質をさりげなく高める要素となります。
コートハウス(中庭のある家)
周囲の環境に配慮しながら、内に開く暮らしを実現するコートハウスは、文京区の高級住宅街と相性の良い住まいのかたちです。中庭を中心に据えることで、外部からの視線を抑えつつ、光や風、緑を住まいの内部に取り込むことができます。
静謐な住環境が守られてきた文京区では、こうした内向きの構成が、落ち着いた日常と心地よい余白を生み出します。街に対しては控えめに、暮らしに対しては豊かに開く——コートハウスは、文京区らしい住まいの在り方を体現する設計事例です。
文京区の高級住宅街に理想の邸宅を実現しよう
文京区は、本駒込・小日向・目白台といった高級住宅街を擁し、都心にありながら静謐で知的な住環境が守られてきた街です。歴史や文化、豊かな緑に支えられた街並みは、落ち着きと品格を日常にもたらします。教育機関や文化施設が身近に集まり、治安や交通利便性の面でもバランスが取れている点は、長く住み継ぐ住まいの地として大きな魅力といえるでしょう。こうした文京区の特性を活かすためには、街との調和や敷地条件を丁寧に読み解く設計力が欠かせません。住まいを単なる建物ではなく、暮らしの質を高める場として考えることが、文京区での豊かな日常につながります。
アーネストアーキテクツは、お客さまご自身の価値観と土地の特性を重ね合わせ、理想の邸宅をご提案しています。文京区で新たな住まいを検討している方は、これまでのアーネストアーキテクツの施工事例を参考にしてください。カタログ請求や建築のご相談なども承っています。