2025.7.8

高級注文住宅

Earnest architects

高級住宅のテラス インフィニティプール

リゾートハウスは開放的な間取りや自然素材を使った贅沢な空間が特徴で、まるで高級リゾートホテルに滞在しているかのような雰囲気を演出できます。
 本記事では、リゾートハウスの特徴や建築するメリット、実際の施工事例などについて詳しく解説します。リゾートハウスを建てたいと考えている方はもちろん、ワンランク上の暮らしを実現したい方は、ぜひ参考にしてください。

リゾートハウスとは?

リゾートハウスとは、リゾート地にいるような特別感と開放感を味わえる住宅を指します。上質な自然素材やプールなどの設備を効果的に採り入れることで、まるで高級ホテルで過ごすような、ゆったりとした時間を味わえます。
 一般的な住宅が日常生活のための空間であるのに対し、リゾートハウスは、「リゾートで過ごすような非日常のリラックス空間」としての役割を強く意識して設計されます。そのため、単に豪華なだけではなく、訪れるたびに新鮮な感動があり、日々の喧騒から離れて心からリフレッシュできるような、非日常の要素を巧みに取り入れた空間デザインが大きな魅力です。


リゾートハウスの特徴3選

海が見える別荘のリビング

リゾートハウスには、大きく分けて3つの特徴があります。それぞれの特徴が組み合わさることで、日常では味わえない特別な住環境が実現されます。ここからは、リゾートハウスの3つの特徴をご紹介します。

1. 開放感のある間取り

リゾートハウスの大きな魅力の一つが、室内外の境界を曖昧にすることで生まれる開放感です。一般的な住宅のように「内と外を分ける」のではなく、「内と外をつなげる」ことで、空間の広がりや自然との一体感を演出しています。
 例えば、中庭やプライベートテラスの他、ダイナミックな吹き抜けの全面開口や全開口できるフルオープンサッシなどを取り入れたリゾートハウスもあります。このようなリゾートハウスは、デザインの美しさはもちろん、風の流れや採光も重視したレイアウトが特徴的です。

2.贅沢な設備

リゾートハウスには、一般住宅ではあまり見られない贅沢な設備が導入されることが多いです。
リゾートハウスに導入される代表的な設備は、以下の通りです。
 
●ジェットバス付きの広々としたバスルーム
●プライベートサウナや岩盤浴
●屋内外プール(温水機能付き)
●本格的なシアタールーム(音響・映像設備完備)
●温度管理が完璧なワインセラー
●本格仕様のトレーニングルーム
●屋外のバーベキュースペース

 
リゾートハウスを求める方は、日々の疲れを癒やし、ヘルスケアが行え、大切なゲストをもてなす設備投資を惜しまない傾向にあります。中には、上質な設備を「贅沢品」としてではなく、人生の質を高める「投資」と考える方もいます。

3. 自然素材の使用

リゾートハウスでは内外装に木材や天然石などの自然素材をふんだんに使用することで、リゾートを彷彿とさせる、リラックス度の高い落ち着きを感じられる空間を実現しています。
また自然素材は時間の経過とともに美しく変化し、住むほどに愛着が深まることも魅力です。自然素材を取り入れたデザインは流行に左右されにくく、持続可能な住まいづくりにもつながります。


リゾートハウスを構える4つのメリット

リゾートハウスは、他の住宅とは異なるメリットがあります。ここからは、リゾートハウスが持つ4つのメリットを解説します。

1. 非日常的な空間でリゾート気分を味わえる

1つ目のメリットは、非日常的な空間でリゾート気分をいつでも味わえることです。
リゾートホテルのような開放感あふれる吹き抜けのリビングやプライベートプールを望むテラス、そして自然光がたっぷり注ぐ大開口などは、リゾートハウスならではの間取りです。これらの贅沢な設計により、まるでリゾート地で過ごしているような感覚を日常的に味わえます。

2. ストレスの軽減につながる

2つ目のメリットは、ストレスの軽減につながる点です。
例えば、無垢材や漆喰などの自然素材に囲まれた空間は、通気性や調湿性に優れ、快適な住み心地を得やすい環境です。また風通しや採光に配慮された設計により、室内環境が適切に保たれることで、睡眠の質向上や集中力のUPなども期待できます。プールやジムなどの設備を取り入れると運動習慣も身に付き、ヘルスケアが行えます。

3. 家族や友人と過ごす時間が豊かになる

3つ目のメリットは、家族や友人と過ごす時間が豊かになることです。
 リゾートハウスの魅力は広々としたリビングや中庭、プライベート感のあるバーベキュースペースなど、人が自然と集まりたくなる空間設計にあります。子どもの誕生日パーティーや親しい友人との集まりはもちろん、取引先を招いたおもてなしの場としても活用できます。
そんなリゾートハウスにぜひ取り入れたいのが、床面を一段下げて設けられた「サンクンラウンジ(Sunken Lounge)」です。座るスペースが周囲より低くなることで、視線が自然と下がり、包み込まれるような安心感や落ち着きを得られます。
空間に高低差が生まれることで、特別感のある「くつろぎの場」が誕生します。家族や友人と囲むひとときも、より親密でゆったりとした時間に。まるでリゾートホテルのラウンジのような非日常感を、日常の中に取り入れることができます。

4. 資産として高い価値を生む

4つ目のメリットは、資産として価値が高いことです。好条件のロケーションや優れたデザイン性、そして希少性を兼ね備えたリゾートハウスは、不動産市場でも高く評価される傾向にあります。特に著名な建築家やデザイナーによる設計、眺望や自然環境に恵まれた立地条件の住宅は、築年数が経過しても価値が下がりにくいのが特長です。
また、リゾートハウスはバケーションレンタルやロケーション撮影、ハウススタジオなどとして活用されるケースも多く、収益を生み出す「投資資産」としての可能性も広がります。住まいとしての魅力に加え、将来を見据えた資産形成の一手としても注目される存在です。


リゾートハウスを実現させるための5つのポイント

リゾートハウスを理想のかたちで実現するには、事前の準備と計画が欠かせません。単に贅沢な設備をいくら詰め込んでも、それだけでは本当のリゾート感は生まれにくいものです。大切なのは、心からリラックスできる空間づくりと、自然との心地よい関係性をどう築くかという視点です。
ここからは、理想的なリゾートハウスを実現するために押さえておくべきポイントをご紹介します。

1. 理想のロケーションを選ぶ

リゾートハウスを建築するうえで、最も重要といえるのが立地選びです。海辺や山間部、湖畔など、自然のロケーションにはそれぞれ異なる魅力があります。まずは、自分や家族がどのような環境で最もリラックスできるのかを明確にすることが第一歩です。
アクセスの良さも、快適なリゾートハウスには欠かせません。日常的な移動はもちろん、緊急時の対応や将来的なメンテナンスを見据えて、利便性とのバランスが取れた場所を選択することが大切です。
現地を実際に訪れて、日照条件や風の通り道、眺望などを確認しておくのも大切なプロセスです。朝日と夕日の差し込み方や季節による風向きの変化、さらには将来的な周辺の建築計画なども、暮らしの質に大きく影響します。

2. 独自の世界観を設定する

理想のリゾートハウスを形にするうえで大切なのが、明確なテーマを設定することです。デザインに一貫性があることで、空間全体に統一感が生まれ、非日常的な心地よさが際立ちます。また、テーマを設定することで、適切な素材や必要な設備も見えてきます。
例えば、以下のようなテーマが人気です。
 
●バリ風リゾート:自然素材と水の演出を活かし、南国特有の癒やしを演出
●地中海風:白い壁と青のアクセントで爽やかな開放感が魅力
●南国風:開放的なテラスとトロピカルな植栽でバカンス気分を再現
●西海岸風:ラフでカジュアルな雰囲気と、海沿いの抜け感を楽しめるスタイル

 
こうしたテーマの中から、自分や家族のライフスタイルや価値観、好みに合うテーマを選択します。建築デザインから家具、照明、小物に至るまでトータルでコーディネートしていくことが重要です。
加えて、小さなお子さまがいるご家庭であれば「安全性を重視した設計」、音楽や映画を楽しみたい方は「音響設備に配慮した設計」など、家族構成や趣味に応じて細部までこだわることで、より満足度の高い空間が完成します。

3. 「開放感」や「非日常感」を演出する

リゾートハウスの魅力は、巧みな空間設計によって生み出されます。同じ面積でも、設計やデザインの工夫次第で驚くほど広く感じたり、まるで別世界にいるような非日常感の演出が可能です。
例えば吹き抜けを設ける場合は天井の高さだけではなく、「視線の抜け」を意識した空間構成が重要になります。リビングから2階、さらに空まで視線がつながる縦方向の広がりと大開口による横の広がりを組み合わせることで、実際の面積以上の開放感が生まれます。
さらに、無垢材や石材といった自然素材の質感、風や水の音、花やハーブの香りなど、五感に響く要素を取り入れることで、日常から心を解き放つ、特別な住まいをつくり上げることができます。

4.屋外空間を活用する

リゾートハウスの魅力は、屋外空間の活用方法によってさらに高まります。室内だけではなく屋外空間にもこだわれば、より本格的なリゾート体験を堪能できます。
 例えば、リビングからシームレスにつながるメインテラスに、アウトドア家具やエタノール暖炉を配置して、第二のリビングとして機能させるアウトドアリビングを楽しめます。また、以下のような設備を導入するのもおすすめです。
 
●ジェットバスやジャグジー
●ファイヤーピット、エタノール暖炉
●アウトドアキッチンやBBQグリル
●インフィニティプール

5. 家事効率を考慮してデザインする

リゾートハウスでは、美しい空間と快適な暮らしを両立させることで、より豊かな住環境を叶えられます。日々の家事がスムーズに行えるよう動線や間取りを工夫することで、快適なリゾートライフを楽しめます。
特に検討したいのが、キッチンやランドリーなどの水回りをスムーズに行き来できる「回遊動線」です。生活動線と家事動線が重ならないように設計することで、日々の負担を軽減し、暮らしの質が大きく向上します。
また、来客の多いリゾートハウスでは、「表動線」と「裏動線」の使い分けも有効です。ゲストを迎えるエントランスやリビングと、料理の準備や片付けを行う裏動線を分けることで、生活感を抑えたスマートなもてなしが可能になります。
さらに、プール用品やアウトドアグッズなど、リゾートならではのアイテムを収納する専用スペースも必要になります。美しさと機能性を両立させた収納計画を取り入れることで、空間にゆとりが生まれ、より上質なリゾートライフを実現できます。


アーネストアーキテクツによるリゾートハウスの施工事例3選

ここでは、建築設計事務所アーネストアーキテクツが手掛けたリゾートハウスの施工事例を3つご紹介します。

1. 青のグラデーションを臨む

高級住宅のプール
高級住宅の主寝室

1つ目の事例は、インフィニティプールを中心に、海を望む絶景ロケーションに建てたリゾートハウスです。塩害や台風などの可能性を考慮し、シンプルな外観に深い庇やシャッターなどを組み合わせた、開口部を守る設計になっています。また、見晴らしの良い3階にLDKを配置。LDKからはプールや海の景色を楽しむことが可能です。
 内装は、木材と石材を組み合わせたナチュラルテイストで、主寝室やゲストルームは青を基調にして非日常感を演出。細部まで丁寧に作り上げた、リゾート感あふれる仕上がりです。

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2. 都市に建つリゾートハウス

テラスにあるプール・プールのある家
高級住宅のテラスにあるプール夕景

2つ目の事例は、都心に建つリゾートハウス。南洋風の植栽や屋外プールが美しい景観を生み出し、周囲の環境に左右されることなく、非日常を味わえる空間を実現しました。
白を基調とした爽やかでモダンな住まいに、愛車が映えるガレージハウスの要素を融合。エントランスから回廊、LDKへと続く動線上では、常に愛車を眺められる設計とし、ガレージはレセプションルームとしても活用可能です。LDKは全開口のサッシを採用し、プールのあるテラスと一体化。主寝室からもこのリゾートのような風景を楽しめます。

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3. 芙蓉峰(フヨウホウ)に寄り添う瑞雲

Modern living design│別荘建築 富士山が見えるリビング
別荘建築 │富士山を望むバスルーム

オーナーがひと目惚れした、富士山を望む特別なロケーションのリゾートハウスです。
その恵まれた自然環境を最大限に生かすことをテーマに、生活のほぼすべてのスペースを2階に集約。富士山を望む大開口を設け、空中に浮かぶような浮遊感のある設計を実現しました。
開口部から富士山がどのように見えるかを幾度もシミュレーションし、リビング、寝室、バスルームのそれぞれから、異なる角度でその美しい姿を楽しめるように工夫しています。

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理想のリゾートハウスで非日常とくつろぎを手に入れよう!

本記事では、開放的な間取りや贅沢な設備、自然素材を活かしたデザインによって、非日常の特別な時間を過ごせる「リゾートハウス」の魅力をご紹介しました。
ロケーションの選定に加え、全体の世界観や非日常の演出や生活動線など、細やかな設計の工夫によって、理想のリゾートハウスは完成します。“住まい”でありながら“癒やしの場”でもあるリゾートハウス。あなたの理想をかたちにする第一歩として、ぜひ今回のポイントを参考にしてみてください。
建築設計事務所・アーネストアーキテクツでは、お客さまのこだわりや理想をプロの視点で具現化しています。「リゾートで過ごすようなリラックス感のある住まい」「心身ともに健康的な暮らしを叶えるリゾートハウス」をお求めの方は、お気軽にご相談ください。

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